〈東証プライム市場〉個別銘柄の値上がりトップ3
1位:アステリア〈3853〉……前日比+150円(+20.13%)/終値895円
【売買材料】
法定通貨に価値を連動させた「ステーブルコイン」が国内で初めて発行される見通しとなったことが話題を呼び、連日のストップ高となっている。発行するのはフィンテックベンチャーのJPYCで、当該企業は18日(月)に金融庁から資金決済法に基づく資金移動業者に登録されたことを明らかにしていた。これを受けて、市場では関連銘柄を探す動きが活発化。傘下のファンドを通じてJPYCに出資するアステリアが急騰している。
2位:アドバンスクリエイト〈8798〉……前日比+45円(+13.04%)/終値390円
【売買材料】
当日は特段個別の売買材料見当たらず。同社は8月15日(金)取引時間終了後、25年9月期第3四半期連結決算を発表。特別損失を計上したものの、足元売上高は着実に増加しているほか、四半期ごとの営業損失も大きく改善していることが評価され、見直し買いの動きがでている模様。
3位:飯野海運〈9119〉……前日比+124円(+11.37%)/終値1,215円
【売買材料】
昨年夏に香港オアシス・マネジメントの幹部が同社本社を訪れ、大谷祐介社長と面談したと一部メディアが報道。これが買い材料視されたとみられている。
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値下がりワースト3
1位:サンリオ〈8136〉……前日比-897円(-10.38%)/終値7,746円
【売買材料】
連日の急騰を受けた反動か。同社は8月8日(金)取引時間終了後に26年3月期連結決算の通期業績見通しを上方修正。また同時に年間配当予想も従来の54円から60円に引き上げており、これらが好感され、18日(月)までに6連騰。上げ幅は2,437円(39.3%)に達していた。こうしたなか、この日は短期的な過熱感に対する警戒感もあり利益確定の売りが膨らんだ模様。
2位:楽天銀行〈5838〉……前日比-758円(-8.63%)/終値8,022円
【売買材料】
8月18日(月)、JPモルガン証券が同社に対する投資判断を「Overweight」から「Neutral」に引き下げており、これが売り材料視された模様。なお、目標株価については従来の7,860円から8,050円に引き上げた。
3位:フージャースホールディングス〈3284〉……前日比-85円(-6.21%)/終値1,284円
【売買材料】
8月18日(月)取引時間終了後、同社は415万2,200株の公募増資と自社株処分による50万株の株式売り出し、オーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限69万7,800株の第三者割当増資を実施すると発表。これを受けて株主価値の希薄化を警戒した売りが膨らんだ模様。
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