(※写真はイメージです/PIXTA)

車社会のハワイでは、観光でもレンタカーやタクシー、バスの利用が欠かせません。そんな中、新たな移動手段として注目されているのが、2023年夏に開業した完全自動運転の鉄道『スカイライン』。すでに9駅が開通しており、最終的にはホノルル空港からアラモアナ・センター付近まで全19駅を結ぶ計画です。この鉄道は、日本人観光客や不動産所有者・投資家にどのような影響をもたらすのでしょうか。株式会社Crossover Internationalの栗原なな氏が詳しく解説します。

留意点と今後の課題

もちろん、すべてがメリットばかりではありません。特に、日本と異なり、何事も計画通りに進まないのがアメリカ・ハワイの特性でもあります。また、鉄道開通による治安の変化にも今後注意が必要です。

 

1.全線開通までの時間

2031年の全駅開通までには、まだかなりの時間があります。工事の進捗によっては、さらに遅れる可能性も否定できません。地元ニュースでは、すでに開通している区間において利用客数が予想を下回り、赤字でのスタートとなっていると報じられています。今後の収益状況によっては、プロジェクト規模が縮小される可能性もあります。

 

2.騒音や景観の変化

高架鉄道であるため、沿線の一部では騒音や景観の変化が懸念されます。対象エリアで物件購入や投資を検討する場合は、完成後の環境変化を見据えた入念な調査が欠かせません。

 

3.鉄道内の治安への懸念

アメリカ主要都市(ニューヨーク、ロサンゼルス)では鉄道の治安悪化が深刻化しています。特に、ハワイと同様に車社会であるロサンゼルスでは、公共鉄道にホームレスが住み着くケースも多く、治安や衛生面の悪化が社会問題となっています。

 

観光客の多いハワイでは同様の事態は起こりにくいかもしれませんが、アメリカでは「公共交通機関=治安の悪さ」という固定観念が根強いのも事実です。利用を検討する際は、この点にも留意が必要です。

観光と生活をつなぐ新しい交通インフラ

「スカイライン」鉄道プロジェクトは、単なる移動手段の拡充にとどまらず、ホノルルの都市構造や観光動線を根本から変える可能性を秘めています。

 

観光客にとっては時間と費用を節約できる利便性を、不動産所有者にとっては資産価値や需要の向上をもたらすインフラ整備となるでしょう。

 

 全線開通はまだ先ですが、今後の進捗を注視することで、旅行や投資の計画において有益な情報を得られるはずです。

 

是非、次回ハワイを訪れる際、このスカイラインにも注目してみてください。

 

 

栗原 なな
株式会社Crossover International

 

 

注目のセミナー情報

【海外不動産】12月18日(木)開催
【モンゴル不動産セミナー】
坪単価70万円は東南アジアの半額!!
世界屈指レアアース産出国の都心で600万円台から購入可能な新築マンション

 

【事業投資】12月20日(土)開催
東京・門前仲町、誰もが知る「超大手ホテルグループ」1階に出店!
飲食店の「プチオーナー」になる…初心者も参加可能な、飲食店経営ビジネスの新しいカタチとは?

本連載に記載された情報に関しては万全を期していますが、内容を保証するものではありません。また、本連載の内容は著者の個人的な見解を示したものであり、著者が所属する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではありません。本連載の情報を利用した結果による損害、損失についても、著者ならびに本連載制作関係者は一切の責任を負いません。投資の判断はご自身の責任でお願いいたします。

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録