(画像はイメージです/PIXTA)

脱税の密告で一夜にして巨額の報酬を得られる──そんな制度が、アメリカには存在します。2006年に始まった「ホイッスルブロワー制度(内部告発者制度)」は、密告によって実際に徴収できた税額の最大30%を報奨金として支払う仕組みだ。過去には、スイスの銀行を揺るがす大事件を引き起こし、密告者が約90億円を手にした例もあります。一方、日本も税収不足と不正還付事件に悩み、マイナンバーやAIによる監視強化が進むいま、もし同様の制度を導入すれば──増税とは異なる新たな徴税モデルが現れるかもしれません。

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日本で導入したらどうなるか?

日本も税収不足が深刻化しており、近年は消費税・相続税の増税や課税強化が続いています。2024年からはマイナンバーカードと銀行口座の紐づけが進み、国税庁はAIを活用した不正還付検知や所得把握を強化中です。

 

しかし、制度や技術だけでは脱税を完全に防ぐことはできません。実際、2023〜2024年には不正還付や海外口座を利用した資産隠しが発覚し、社会的関心を集めました。

 

こうしたなかで、もし日本がアメリカ型の「税務版ホイッスルブロワー制度」を導入すればどうでしょうか。

 

匿名性を担保しつつ、密告によって国税が徴収できた額の一部を報奨金として支払う。これは、日本の「ねたみ社会」とも揶揄される文化においては意外と機能する可能性があります。

 

加えて、マイナンバーによる資産把握や銀行口座監視と組み合わせれば、制度の実効性は高まるでしょう。

 

ただし課題もあります。

 

  • 虚偽申告による嫌がらせのリスク
  • プライバシー侵害の懸念
  • 報奨金を巡るトラブルや不公平感

 

それでも、増税だけでなく「税の徴収率向上」という方向性で議論を広げるためには、こうした制度の是非を検討する価値はあるはずです。

 

税理士法人奥村会計事務所 代表

奥村眞吾

 

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