確定拠出年金の管理機関の主な2つの業務
Q.金融機関(運営管理機関)が破綻しても、確定拠出年金の資産は大丈夫?
A.年金資産が削減されることはなく、全額保全されます。
企業型確定拠出年金の場合は「資産管理機関」で、個人型確定拠出年金の場合は「国民年金基金連合会」で管理されています。
その業務はおもに「運用商品の選択と情報提供」「個人情報の記録と資産管理機関への情報提供」の2つです。
ですから、金融機関(運営管理機関)が破綻しても、積み立てた年金資産は全額保全され、新しい金融機関に変更されることになります。加入者の年金資産は、最終的には、投資先である運用商品の影響のみを受けるということです。
「定期預金」と「投資信託」を選択した場合の影響
ただし、運用商品にある銀行の定期預金を選択した場合、その銀行が破綻するとペイオフの影響は受けます。
投資信託を選択した場合には、その基準価額が上がれば加入者の年金資産は増加するし、基準価額が下がれば減ることになります。