通帳残高は年々増える一方です…「年金月25万円」「不労所得月50万円」「総資産3億円」完璧な老後を送れるはずなのに。68歳女性が吐露する〈誰にも共感してもらえない苦しみ〉【FPの助言】

通帳残高は年々増える一方です…「年金月25万円」「不労所得月50万円」「総資産3億円」完璧な老後を送れるはずなのに。68歳女性が吐露する〈誰にも共感してもらえない苦しみ〉【FPの助言】
(※写真はイメージです/PIXTA)

十分な資産は、必ずしも人を幸福にするとは限りません。むしろ、その資産の使い道や承継者をめぐり、新たな悩みや孤独感を生むことさえあります。本稿では、内藤英子さん(仮名)の相談事例とともに、老後における「お金の本当の使い道」について、ファイナンシャルトレーナーFP事務所の森逸行氏が解説します。

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生きているうちに「想いを届ける」ことが、家族との絆になる

お金は、ただ遺すだけでは十分とはいえません。いま、生きているうちに、誰かのために役立てることこそ、資産を活かす大きな意味ではないでしょうか。

 

たとえば、

 

・孫の進学を応援するための教育資金の贈与

・娘や孫たちとの家族旅行のプレゼント

・一緒に思い出を作るためのイベントや記念の食事会

・自身の想いを言葉にした遺言書や信託の設計

 

など、こうした「贈ることで生まれるつながり」「語ることで残る想い」があるからこそ、数字としての財産が、心を通わせる“生きた資産”へと変わっていくのです。

「お金はある。でも、心が満たされない」時代の老後

資産があっても心は満たされず、収入が増えても孤独感がぬぐえない──。そんな現実を抱える高齢者は、これからますます増えていくでしょう。相続や老後の課題は、単なる「お金の話」ではありません。それは同時に、「人とのつながり」や「人生の意味」にも深く関わるテーマです。

 

どれほど大きな資産を築いても、そこに共有する相手や、託す想いがなければ、それはただの数字にすぎません。英子さんはいま、そのことに気づきはじめています。そして少しずつ、「お金の本当の使い道」を考えるようになりました。その第一歩は、「誰と、どんな時間を過ごしたいのか」と、自分自身に問いかけることから始まるのかもしれません。

 

 

森 逸行

ファイナンシャルトレーナーFP事務所

代表

 

 

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※個人の特定を避けるため、実際の事例から一部脚色しています。

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