ああ、よかった…65歳から年金受給を始めた〈年金月13万円〉〈貯金1,400万円〉72歳元会社員、5年繰下げすれば「月5万円以上」増加したけれど、「普通にもらって大正解」と笑顔のワケ

ああ、よかった…65歳から年金受給を始めた〈年金月13万円〉〈貯金1,400万円〉72歳元会社員、5年繰下げすれば「月5万円以上」増加したけれど、「普通にもらって大正解」と笑顔のワケ

定年して収入がなくなった後、私たちの生活を支えてくれる年金。通常65歳の受け取り開始を後ろ倒しにすることで、金額を増やすこともできます。しかし、意外と繰下げる人は少ないというデータも。見ていきましょう。

揺れる年金制度の現実

少子高齢化が進み、支え手が確実に減る中で、日本の年金制度は大きな壁に直面しています。現在の制度は「賦課(ふか)方式」が基本。現役世代が納めた保険料を、現在の高齢者への年金支給に充てる仕組みですが、高齢者の増加と若者の減少によって、このバランスが崩れつつあります。

 

「自分たちが高齢になる頃には、年金制度は崩壊しているのでは……」と不安を抱く人がいるのも無理はありません。しかし、日本の年金は“選択制”ではなく“義務”です。すべての国民が加入することになっています。

 

国民年金(老齢基礎年金)は満額で月額6万9,308円。昨年の6万8,000円よりも上がっています。「えっ、年金増えてるの?」と思うかもしれませんが、年金は物価や賃金の変化率、人口減・平均寿命の伸び(マクロ経済スライド)により調整されています。

 

一見すると増えて得しているように見えますが、物価の上昇などにより、実質的に「生活が苦しくなった」と感じる人も多いのが実情です。

 

会社員の場合は、国民年金に加え、厚生年金(老齢厚生年金)を受給できます。厚生年金保険料は、標準報酬月額の18.3%で、その半分(9.15%)を会社と労働者がそれぞれ負担。

 

給与から自動で天引きされているため、あまり意識しないかもしれませんが、明細を見てその負担の大きさに驚く人も少なくありません。

 

とはいえ、老後に働けなくなったとき、この年金が大きな支えになるのは事実。多くの人にとって、年金は「老後の柱」といえるでしょう。

 

 

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