完璧な家だと思ったのに…世帯年収1,200万円・42歳会社員、〈理想の築浅マンション〉を5,200万円で購入。歓喜に沸くも、わずか1年半後「妻が実家に避難」の悲劇

完璧な家だと思ったのに…世帯年収1,200万円・42歳会社員、〈理想の築浅マンション〉を5,200万円で購入。歓喜に沸くも、わずか1年半後「妻が実家に避難」の悲劇

人生で一番大きい買い物とも言われるのが住宅の購入。自分の家が手に入るという満足感、充実した設備など賃貸にはない魅力がたくさんありますが、結果として「悲しすぎる買物」になるケースもあるようです。

駅近ながら静かな環境、「ここしかない」と即決

「生活に必要なものがコンパクトにまとまっていて、駅から徒歩5分ほど。これ以上ない物件だと思いました」

 

そう語るのは、都内在住の会社員・Aさん(42歳)。35歳で結婚後、妻と2人で賃貸マンションに暮らしていましたが、「そろそろ家を持とう」と決意しました。

 

「うちは子どもを持たない予定で、老後を見据えて便利な場所に住みたかったんです。駅に近ければ車も不要ですし、将来的に売却もしやすいだろうと考えました」

 

世帯年収1,200万円、貯蓄2,000万円。住宅ローン返済で悩むことのないよう、シミュレーションは念入りに。納得いく家を1年かけて探しました。

 

そして購入したのは、これまでと同じ駅の物件。築浅で5,200万円と予算内、大通り沿いでありながら夜は静かで、理想的な住環境でした。

 

「間取りも完璧で、この物件が出てきたときは大喜び。即決しました」

 

ところが引っ越してから1年半後、生活は一変しました。

 

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次ページ上階から響き渡る音…妻は実家に避難
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