ああ、こんな老後のはずでは…年金月19万円・貯金1,500万円・72歳年金暮らし夫婦が悲鳴。孫が毎日訪れ「寂しさとは無縁」のはずが、幸せといえない切実事情

ああ、こんな老後のはずでは…年金月19万円・貯金1,500万円・72歳年金暮らし夫婦が悲鳴。孫が毎日訪れ「寂しさとは無縁」のはずが、幸せといえない切実事情

「孫育て」と呼ばれる祖父母による孫の世話。助け合いの美徳がある一方で、肉体的・金銭的負担がのしかかり、老夫婦を疲弊させることもあります。事例と共に実情を見ていきましょう。

「孫疲れ」「孫ブルー」…過剰な負担に疲弊する老人たち

近年、「孫疲れ」「孫ブルー」といった言葉を見聞きすることが増えました。子育てを終えた老夫婦が、今度は孫の面倒を見る「孫育て」に追われ、肉体的にも精神的にも疲弊してしまうことを意味しています。

 

共働き家庭やひとり親家庭の増加に伴い、親の代わりに孫の世話を担う祖父母は増えています。家族の手助けをするのは喜ばしいこと。そう考える人は多いでしょう。ですが、それが当然視されると、老夫婦の人生設計や健康管理を圧迫する現実が見えてきます。

 

内閣府による令和2年度「第9回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査結果」によれば、高齢者が望む子どもや孫とのつきあい方について、以下のような結果が出ています。

 

【子どもや孫とのつきあい方】

・子どもや孫とは、いつも一緒に生活できるのがよい 18.8%
・子どもや孫とは、ときどき会って食事や会話をするのがよい 56.8%
・子どもや孫とは、たまに会話をする程度でよい 10.4%
・子どもや孫とは、全くつき合わずに生活するのがよい 0.7%
・わからない 8.8%
 ・無回答 4.5%

 

上記の通り、圧倒的に多いのが「ときどき会って食事や会話をするのがよい」という選択肢。

 

「いつも一緒に」という回答も少なくないため、人それぞれ意見は違いますが、すべての人が、いつでも子や孫に会いたいのかといえば、そうではないということでしょう。

 

次からご紹介する事例は、最初こそ子や孫に頻繁に会えることが嬉しかったけれど、それが変化していったというケースです。

 

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