本記事は、マネックス証券株式会社が2025年5月30日に公開したレポートを転載したものです。
本記事のポイント
・日本株はトランプ関税で急落した影響を完全に払しょく
・日経平均とTOPIX 株価トレンドの違いは業績予想の堅調さの違い
日本株はトランプ関税で急落した影響を完全に払しょく
日経平均は700円超の上昇でほぼ高値引けとなった。200日移動平均に頭を押さえられることもなく、これを上に抜けた。25日移動平均が下から75日移動平均を上に抜けるゴールデンクロスを達成。次は200日線とのゴールデンクロスが視野に入る。
こうみてくると日本株はトランプ関税で急落した影響を完全に払しょくしたといえるだろう。その背景はこれまでも述べているとおり、トランプ政策の限界が見えはじめたからだ。昨日の大幅高は、米国際貿易裁判所が輸入品に全面的に課税することは大統領の権限を逸脱しているとして、トランプ大統領が発動した一連の関税の大部分を差し止めたことを受けてのものであった。
当初はあまりにも無謀な関税政策の発表を受けて世界は混乱したが、結局のところ、「落ち着くところに落ち着く」だろうというヨミが主流になってきている。
マネックス証券株式会社
チーフ・ストラテジスト
1963年東京生まれ。上智大学外国語学部卒業。神戸大学大学院・経済学研究科・博士後期課程修了。
博士(経済学)。日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、社会構想大学院大学教授。
大手証券会社、銀行系投資顧問、外資系運用会社など様々な金融機関でファンドマネージャー、ストラテジスト等を歴任。40年にわたって証券市場の最前線で働く。
好きな言葉はロベルト・バッジョの「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気のある者だけだ」。予想を外すかもしれない不安と戦いながら、今日もマーケットという名のピッチに立ち続ける。
テレビ・ラジオのコメンテーターとしてメディアで活躍するほか、著書、論文、寄稿など多数。
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連載【広木隆・チーフストラテジスト】ストラテジーレポート/マネックス証券株式会社