〝大ハラスメント時代〞の若者との付き合い方
「ハラスメント」という世界的な潮流があります。昨今は、どの業界も業種も“大ハラスメント時代”。
ちょっとしたことでセクハラ、パワハラと認定されてしまいます。ややこしいので「若い奴とは関わらない」くらいの姿勢で過ごすほうがむしろ安全です。
「俺はコミュ力が高くて女慣れしてるし、むしろモテてきたよ」
そんな方こそ、むしろ要注意です。危ない危ない(笑)。時代は明らかに変わっています。若い世代と、私たち中高年以降の〝おじさん〞〝おばさん〞とは感覚が大きく異なります。おじさん世代は誰でも、言葉尻をとらえられたり、反感を買ったり、糾弾されるリスクがあるんです。
もちろん「異性に少しでも近づきたい」というお気持ちは、私にもよくわかりますよ。でも職を失いたくないなら、そんな欲求は職場以外で満たしておくのが賢明です。なぜなら、今のあなたは前よりも組織内での立場が弱くなっているからです。
過去にどんなに立派な業績を残した方でも「現役組」と何かモメたら(感情的な対立を生んでしまったら)、いろいろな力が働いて、あっという間にクビを切られます。なかなか受け入れがたい事実だとは思いますが、想像以上に弱い立場に置かれているという事実を認識しましょう。
だから、若い世代(とくに異性)には近づきすぎないこと。せっかく定年延長できたのに、理不尽な理由でフェードアウトさせられたらもったいないですよね。たとえば身に覚えのない濡れ衣を着せられたりでもしたら、嫌じゃないですか。

