第二の人生を反対されたら、配偶者との関係も見直していい
第二の人生の働き方について、大きな決断をしようとしたとき。もしパートナーから理不尽な理由で反対されたり、心の距離を感じるような場面があった場合、今のパートナーシップを見直すこともひとつの選択肢かもしれません。
それほどまでに「本当にやりたい仕事をする」ということは、あなた自身の人生において重要な意味を持っています。
もちろん、決断を下す前には、十分な対話が必要です。しかし、何度話し合っても理解が得られない場合、関係の見直しがあなたの幸福につながることもあります。さらに、互いの両親の介護問題や相続問題が絡んでくる場合も珍しくないでしょう。
こうした問題は、お金での解決が必要なケースもあります。さまざまな課題が絡んでいると気づいたら、早い段階からの検討が重要です。後であわてることのないよう、余裕を持って考えたいものです。
現代社会では〝熟年離婚〞の割合が飛躍的に増えています。昭和の時代と比べ、年金の分割制度や女性の社会進出の影響もあり、離婚は以前ほどネガティブに捉えられなくなっています。むしろ、熟年離婚は新しい人生を切り開くためのひとつの手段として肯定的に捉えられつつあります。
パートナーシップを見直す際に知っておくべき重要なポイントのひとつは、男女の体の仕組みの違いです。男性は加齢によって男性ホルモンの分泌が減り、次第に意欲が低下していく傾向があります。
一方、閉経後の女性は男性ホルモンが増加するため、逆に元気で社交的になるケースが多いのです。このような身体的な変化が、パートナー間の関係に影響を与えることは少なくありません。
現代では年金が夫婦単位でなく、個別に分けられる制度が整っています。加えて再雇用や転職をサポートする業界や職場も増えているため、仕事に意欲のある熟年層は新しい道を見つけやすくなっています。
また、昔に比べて熟年期に新しいパートナーを見つけることも、それほど難しくなくなってきました。これは男女どちらにとっても言えることです。こうした背景から、お子さんや生活のために我慢してきたことをこれ以上、続ける必要がなくなる場合もあります。
もし、今のパートナーとの関係がうまくいっていないと感じるのであれば、お互いに次の人生を歩み出すことも選択肢としてありえるでしょう。
結婚関係を続けるかどうかを判断するためのひとつの指標として、私は夫婦間での「対話の量」をよく挙げています。
たとえば、「相手が自分の愚痴や悩みを聞いてくれるかどうか」、または「お互いにその日あった出来事を共有する時間をつくっているかどうか」といったことです。それも相手に対して一方的に話すのではなく、双方向のコミュニケーションが取れているかどうかが重要です。
夫婦関係は、日々の小さな対話の積み重ねによって築かれていくものです。相手の話に耳を傾ける姿勢、そして自分の話を聞いてもらうことで得られる安心感が、長く続く関係の基盤となります。もし、こうした対話が減ってしまっていると感じた場合、それがパートナーシップを見直すタイミングかもしれません。
パートナーシップを見直すことになった場合は、もちろんこれまでのお相手には、(金銭面含め)誠意を尽くすことです。
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