第二の人生では、畑違いの業界で夢を追ってみよう
60代以降も働きたいと考えるなら、転職を視野に入れることを強くお勧めします。よく「50歳を過ぎたら転職先なんて見つからない」といわれますが、それは職を選びすぎているからに過ぎません。
たとえば、「これまで通り、年収500万円以上は欲しい」と望むなら、それは厳しい条件です。年収500万円の仕事は若い世代にも人気があります。企業としても同じ給与であれば若い人材を選びたいと考えるのは当然です。
しかし、ここで年収を「300万円以下」に設定すると、一気に状況が変わります。年収をある程度下げることで、じつは多くの転職先が見えてくるのです。
これまで右肩上がりで年収をアップさせてきた皆さんにとって、受け入れがたい金額かもしれません。しかし、もし住宅ローンやお子さんの教育費などの大きな支出が終わっていたり、目処が立っている場合、本当に現役時代のような高い年収が必要でしょうか?
年収300万円以下に目を向ければ、現役時代には挑戦できなかった、かつての夢を叶えるための仕事が見えてきます。
私自身が関わっている映画の制作現場も、じつは常に人手不足の状態です。たとえば「助監督」なんかは、仕事がきつい割に給料が安いために若者の希望者が減っているのです。
しかしながら、映画制作現場の最前線でさまざまな業務を遂行する助監督の仕事は、映画が好きで、この業界に入ることを一度は夢見た方なら、きっと大きな「やりがい」や「楽しさ」を感じられるはずです。
映像制作の仕事はそれなりに肉体労働もともないますが、近年では労働契約が厳しく管理され、かつてのような過酷な現場は減少しています。
年収は現役時代より下がってしまうかもしれませんが、年齢にとらわれず新しい分野での挑戦がもたらす充実感や達成感は、お金以上の価値を持つことが多いのです。
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