いつまで「お母さん」やらなきゃいけないんでしょうか…年金20万円・78歳主婦の深刻な嘆き。独り立ちしない50歳長男・47歳次男の世話をする余生に疲弊

いつまで「お母さん」やらなきゃいけないんでしょうか…年金20万円・78歳主婦の深刻な嘆き。独り立ちしない50歳長男・47歳次男の世話をする余生に疲弊

「就職したから」「結婚したから」……実家を出る理由はさまざまですが、中高年になっても実家で暮らし続けるケースは少なくありません。背景には経済的理由などもあり、親子共に現状を変えられず共依存状態に陥ることも。親の高齢化が進む中、どう考えるべきなのでしょうか。見ていきましょう。

諦めるのはまだ早い…今からできる子どもとの向き合い方

では、どうすればいいのでしょうか。Aさんのように高齢になると、「今さらどうしようもない」と諦めてしまいがちです。しかし、いくつになってもできる対策はあります。最後に、5つの対策法をまとめました。

 

1.「共依存」状態になっていないか確認
長年一緒に暮らしていると、親子間で無意識のうちに共依存の関係が築かれていることがあります。親は「放っておけない」、子は「親がいるから何とかなる」。このような状態になっていないか、まずは親自身が関係性を冷静に見直してみましょう。

 

2. 改めて率直に話し合う時間を設ける
「どうせ話しても無駄」と諦めず、改めてしっかりと時間をとって話し合いましょう。「自分が亡くなった後の生活をどう考えているのか」「これから先どう生きていくつもりなのか」など、将来設計について冷静に向き合うことが大切です。

 

3. 経済状況を共有する
実家で暮らす子どもの中には、「親にお金があるから大丈夫」と思い込んでいる人もいます。親自身の生活費、介護費用、住居の維持費など、これから必要になるお金を具体的な数字で示すことで、現実の厳しさを理解してもらいましょう。

 

4. 段階的な自立を提案
いきなり家を出ろというのではなく、段階的な自立を目指します。まずは家事を本人に任せることから始めましょう。また、生活費の負担についても見直し、実費に近い金銭的責任を持たせていくことも重要です。

 

5. 第三者の力を借りる
親子だけで抱え込まず、外部の支援を積極的に利用しましょう。
地域包括支援センターや福祉事務所、NPO法人などの専門機関では、家族関係や生活支援についての相談を受け付けています。第三者の介入によって、当事者には見えにくい問題点が明らかになることもあります。

 

 

 

 

 

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