いいように使われていたのか…年金月26万円、資産2,800万円の元営業部長、わずか1年で「貯金300万円」消滅。誘いが絶えない老後にご満悦も、トイレで耳にした「ゴルフ仲間のコソコソ話」に愕然

いいように使われていたのか…年金月26万円、資産2,800万円の元営業部長、わずか1年で「貯金300万円」消滅。誘いが絶えない老後にご満悦も、トイレで耳にした「ゴルフ仲間のコソコソ話」に愕然

年金暮らしが始まると、多くの人が現役時代より大幅に収入が減ります。本来なら支出を抑えて生活を見直すべきところですが、退職後の“空白感”に足を取られ、気づけば老後資金を食いつぶしてしまうことも──。今回は、そんな落とし穴を見ていきましょう。

「部長、さすが!」の言葉に、つい財布の紐が緩む

元会社員のAさん(仮名・65歳)は、地方の中堅企業で部長職を務め上げたバリバリのビジネスマン。昭和気質の色濃い体育会系の営業部で、同僚や部下からの信頼を集めていました。

 

そんなAさんですが、実は社内で密かに知られていることがありました。それは、「おだてると財布の紐が緩む」こと。

 

歓送迎会、達成会、誕生日会、送別ランチまで。「部長がいないと回らないんですよ」と持ち上げられれば、「しょうがねぇな」と口では言いつつも得意げにクレジットカードを切ります。

 

若手が「すみません、もうちょっと頼んでもいいですか?」と追加注文しても、「若いうちは食え食え」と、むしろご満悦。すっかり“財布の神”として祭り上げられていたのです。

 

現役時代の年収は一番いいときで1,200万円。60歳で年収は半減しましたが、妻はパートで働き、一人息子も大学を卒業済み。なんとか収支のバランスは取れていたといいます。


そんなAさんも、いよいよ65歳で完全リタイアを迎えることに。盛大な送別会では、さすがに社員たちがご馳走をしてくれ、「部長ロスです。辞めても遊びに来てくださいね!」という言葉に見送られながら、花束と記念品を手に帰路についたといいます。

 

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