具体的・論理的・人間味あるFBコメント力は、活躍できるリーダー人材の証
必ず加点を稼げる3つの行動、その2は「詳細なフィードバック(FB)」です。
面接終了後、皆さんはどのようなFB連絡をエージェントに入れているでしょうか。本日の面接はどのような内容であったか。あなたはどう思ったのか。相手はどのようにあなたのことを受け取ったと、あなたは感じているか。本日の面接を受けて、あなたはこの会社・案件についてどう思っているのか——。これらのことを、具体的にFBしているでしょうか?
的確なFBコメントを書けること=あなたが幹部として期待できる人であることの証明になります。ですから、あなたの判断・意向、今後確認したいことなどについて、しっかり書いて(あるいは電話で)FBしましょう。
具体的・論理的かつ誠実なFBをする人は応募先企業からも高く評価されやすく、選考過程でも一歩リードできます。実際、力量のあるエージェントは、あなたのFBコメントからもその人となりをしっかりアセスメントしています。
面接終了後のコメントとして「よかったです」しか返さない(返せない)場合、エージェントや応募先企業は、あなたが着任後に本当にレベルの高いコミュニケーションをリーダーとして取ってくれるのか、不安を覚えます。
言語能力、言語化力については、あまり表立って言われることはありませんが、少なくとも幹部クラスでの転職においては、非常に重要な要素となっています。
以前、職務経歴書の書き方についてもご紹介したことがありますが、同様に、面接後のFBに関する表現力・記述力は、それ自体があなたの採用可否を大きく左右する要素であることを、ぜひご認識いただければと思います。
本音のすり合わせこそが、良縁を引き寄せる
必ず加点を稼げる3つの行動、その3は「本音」です。
応募先の話について、実際のところ、どう思っているのか。皆さん、「どこまで伝えてよいものか」「エージェントには言うべきか」「現段階で、明確な気持ちを伝えるのは、まだ応募中の各社の結果もわからないなかでリスクではないか」。そのようなことを一度は思い、悩んだご経験があるのではないでしょうか。私自身も折々、転職ご支援中の皆さんから選考プロセスの合間に質問、相談を受けます。
このことについては、私見が少し色濃いかもしれませんが、結論としては常に具体的に、本音の所感・判断をエージェントに伝えたほうがよいと思います。面接のステップごとに、「いまの気持ちとしては、こう思っている」「いま進めている案件としては、このような優先順位で考えている」「今回の面接を受けて、気持ちが上がった or 下がった」など、<いま、どう思っているか>をしっかり共有していくほうが、あなたが希望する新天地へのご縁の確率は高まります。
誰にも角が立たないような曖昧な返事ばかりしていると、あなたの理想の転職先がどこなのか自体が曖昧になってきます。一方で、しっかり判断、優先順位づけを行うことで、自身の志向や仕事上の優先順位がより明確になります。本音ですり合わせることで、応募先があなたを採用したいと思っているときに、双方歩み寄れる条件の調整(役割、年収など)を行うことができる……こういったようなことが、実際にあるからです。
そもそも応募先企業すべてに「御社が第一志望です」と回答するようなことは避けたいもの。こういう人は、信頼できるエグゼクティブであるとは見なされないものです。本当に第一希望と思っている案件に対してのみ、そう答えましょう。
転職活動=あなたの仕事観や働き方の映し鏡
「一事が万事」。これら3つの行動を取れるエグゼクティブは、平素から仕事力がある人ですし、信頼できる人です。
転職活動は、あなたの日頃の仕事に対する姿勢や仕事力の映し鏡。そのような観点からも、身を引き締めて、なによりもあなたらしくエージェントや応募先企業と接することで、あなたに見合った良縁は必ずやってくるでしょう。
井上 和幸
株式会社 経営者JP
代表取締役社長・CEO
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