仰天しました…“退職金4,000万円+貯金6,000万円”で「資産1億円」達成。65歳元サラリーマンが富裕層になって知った、富裕層だけがひっそり資産を増やしている「商品の名前」【IFAが解説】

仰天しました…“退職金4,000万円+貯金6,000万円”で「資産1億円」達成。65歳元サラリーマンが富裕層になって知った、富裕層だけがひっそり資産を増やしている「商品の名前」【IFAが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

いつの間にか富裕層になっていた……。そんな夢のような現象が、実は多くの家庭で起きていると野村総合研究所が発表し、大きな注目を集めています。同社の調査によると、純金融資産1億円以上の「富裕層」と5億円以上の「超富裕層」の合計世帯数が165万に達し、2005年の調査開始以来で最多を記録しました。「いつの間にか富裕層」のように、退職金の受け取りを機に、金融資産1億円以上を保有する層の仲間入りを果たす人もいます。しかし、その喜びと不慣れな投資知識の隙間を狙う甘い誘惑が潜んでいることがあって……。本記事ではAさんの事例とともに、資産運用の注意点を独立系資産運用アドバイザー(IFA)の亀井岬氏が解説します。

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決定的な引き金

そんなある日、アドバイザーから提案された投資話が、決定的な違和感の引き金となります。

 

「実は証券会社とは関係のない海外のファンドがいま最高に熱いんですよ。今回特別ルートでご案内できるんです」という投資提案。

 

「そんなにいい話があるのか……」それまで聞いたことのないファンド名で、ネットで検索しても情報がほとんどみつかりません。しかし、アドバイザーは「日本ではまだ馴染みがなく、富裕層だけがひっそり資産を増やしている商品なんです」と耳触りのよい言葉を並べたててきます。

 

「これは弊社提携の海外ファンドですので、証券会社ではなく専用の口座に直接入金していただく必要があります。もちろん手数料も安く済むので、Aさんにとってもメリットになりますよ」

 

ぼんやりとした違和感を抱きつつ、経験が乏しいAさんはまともに反論できません。

 

「確かに、証券会社が絡まないほうが効率がいいのかな……」

 

「専門家がいうなら……」と「富裕層向け」「特別プラン」「海外の限定案件」といった響きにも心奪われかけたAさんでしたが、ふと、ある友人の顔が浮かびました。

 

「念のため、誰かに聞いてみよう」

 

すぐにその友人に相談したところ、返ってきたのは、驚きと怒りが混ざったような反応でした。

 

「それはおかしい。絶対に振り込んじゃダメだ」「いま一度、きちんと調べて確認して」

 

Aさんは仰天しました。ようやくことの重大さに気づき、振り込みを中止することができたのです。

 

Aさんの体験は、決して他人事ではありません。富裕層の仲間入りを果たした喜びと、不慣れな投資への不安。その狭間に生まれる“判断の隙”を狙った罠は、誰の身にも起こりうるものです。こうしたリスクを回避するためには、どのような心構えや準備が必要なのでしょうか――。

素性の分からない口座に安易に振り込まない

最初の注意点。まず、相手の素性や投資先がはっきりわからない段階で、安易に送金を行うことは非常に危険です。

 

・資金を振り込む先が金融機関としてきちんと登録・監督されているのか、運営会社に実在性があるのかなどを必ず確認しましょう。

 

・海外口座の場合、万一トラブルが起きた際に資金を取り戻すことがより困難になるケースも。必ず公的機関の登録情報や第三者の監査体制などを確認したうえで判断しましょう。

 

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