5月16日の日経平均株価は、前日の米ハイテク株安や円高進行を背景に下落して寄り付くと、下落幅は一時250円を超えました。しかし、その後の指数はもみ合いながら徐々に下げ幅を縮めると、後場には一時プラス圏に浮上する場面も。結局、前日比1.79円安の37,753.72円とほぼ横ばいで取引を終えています。指数が前場から持ち直した要因として、円高進行が落ち着いたことで買い戻しの動きが広がったとみられています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが121銘柄、値下がりが102銘柄、変わらずが2銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、アドバンテスト〈6857〉、リクルートホールディングス〈6098〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、TDK〈6762〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、コナミ〈9766〉、クレディセゾン〈8253〉、KDDI〈9433〉、テルモ〈4543〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は19億5,100万株、売買代金は4兆4,706.89億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、繊維製品、海運業、金属製品、医薬品、その他製品などが上昇した一方、サービス業、鉱業、電気機器、銀行業、電気・ガス業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がゴルフダイジェスト・オンライン〈3319〉で+80円(+24.24%)の410円、2位が三菱化工機〈6331〉で+300円(+22.35%)の1,642円、3位がテクノプロ・ホールディングス〈6028〉で+700円(+20.66%)の4,089円となりました。
一方下落率は、1位がラックランド〈9612〉で-258円(-15.85%)の1,370円、2位がソースネクスト〈4344〉で-32円(-15.84%)の170円、3位が野村マイクロ・サイエンス〈6254〉で-335円(-12.70%)の2,303円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは65銘柄、年初来安値を更新したのは14銘柄でした。
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