誰にでもいつか必ず訪れる「死」。身近な人が亡くなったとき、深い悲しみに暮れる間もなく遺された家族は葬儀の手配に追われることになります。しかし、葬儀が終わった後になって「本当にあれでよかったのだろうか」と後悔の念に駆られる人は少なくありません。それはいったいなぜなのでしょうか。

4つの葬儀…最後のお別れ、選択は慎重に

葬儀の種類は主に下記の4つです。

 

一般葬
親族だけでなく、友人や知人、近隣住民、仕事関係者など多くの方が参列するタイプの葬儀。式場を借りて通夜と告別式の両方を行うのが一般的で、参列者に会食を提供することも。費用は比較的高くなります。

 

●家族葬
親族やごく親しい友人だけで行う、最近人気の葬儀。参列者を限定することで、静かに故人を見送ることができ、費用も比較的抑えられます。葬儀が終わった後、故人の友人・知人から「最後に会いたかった」と申し出があり対応が必要になることも。

 

●一日葬
通夜を省略し、告別式と火葬を同日に行う形式の葬儀。家族葬と一般葬の中間的なスタイルで、時間的・経済的負担を軽減できます。参列者への対応もしつつ、シンプルに葬儀を執り行いたい家庭に向いています。

 

●直葬(火葬式)
通夜や告別式を行わず、火葬のみで故人を送る最も簡素な形式の葬儀。儀式的な要素がほとんどないため、価値観に合うかどうかを家族でよく話し合うことが大切です。費用は低く抑えられます。

 

かつては故人の親族・友人・知人が集まる一般葬が主流でしたが、近年は家族葬に人気が集まっているといいます。2024年に株式会社NEXERとイオンのお葬式が実施した「葬儀の形式に関するアンケート」によると、「自分の葬儀はどのような形式が良いと思いますか?」という問いに対して、以下のような回答結果が出ています。

 

Q.自分の葬儀はどのような形式が良いと思いますか?(n=687)

一般葬…7.4%

家族葬…59.4%

1日葬…5.5%

直葬(火葬式)…23.3%

その他…4.4%

 

このように、実に6割近くが「家族葬」を希望。理由はさまざまですが、最期は他人に邪魔されずにゆっくり別れを惜しみたい。あまりお金をかけたくない。そんな気持ちがあるようです。

 

葬儀には「こうするべき」という正解がないからこそ、誰のためのものかを冷静に考える必要があります。親族や周囲の意見を尊重するのも大切ですが、故人の想いをくみ取り、残された家族が「これでよかった」と思えることが何より大切です。

 

突然の別れは、誰の身にも起こりうることです。しかし、「もしものとき」に備えて事前に家族で葬儀の希望を話し合っておくことで、いざというときの不安は減らせます。勇気を出して、向き合ってみてはいかがでしょうか。

 

参考:株式会社NEXERとイオンのお葬式(https://www.aeonlife.jp/

 

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