誰にでもいつか必ず訪れる「死」。身近な人が亡くなったとき、深い悲しみに暮れる間もなく遺された家族は葬儀の手配に追われることになります。しかし、葬儀が終わった後になって「本当にあれでよかったのだろうか」と後悔の念に駆られる人は少なくありません。それはいったいなぜなのでしょうか。

葬儀は無事に終えたが、残ったのはもやもやとした後悔

選んだプランでは、70~80人が参列できるような広めの会場を用意。しかし、実際に来てくれたのは40人ほどでした。

 

「遠方に住んでいる高齢の親戚なんかは、来るのも難しかったみたいで。勤務先の関係者も、退職してからかなり経っていましたし……。父の交友関係をすべて把握していたわけではなかったし、案内の時間もなかったので、声をかけきれなかった部分もあります」

 

広い会場に対して少ない参列者。ぽつぽつと空いた席が目立ち、舞子さんはその空間にどこか寂しさを感じたといいます。料理や返礼品も余り、費用が無駄になってしまった気持ちにもなりました。しかし、お金のことよりなにより「父が望んだ見送り方だったのか」と考えると、心に引っかかるものが残ったといいます。

 

「考えれば考えるほど、あの葬儀は違ったんじゃないかって。父はきっと質素でいいから、本当に父のことを思ってくれる家族だけで静かに見送ってほしかったと思うんです。豪華にしたせいで、私自身なんだかお別れに集中できませんでした。叔母の意見を無視するのも難しかったけれど、自分の気持ちに正直になればよかった。今でも後悔しています」

 

 

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