褒められると嬉しい、満たされる…その裏にある心理
働き方にもよりますが、65歳以降仕事をしなければ、現役時代よりも収入はがくんと減ります。そのため現役時代よりも支出を減らす必要があります。しかし、それを阻むのが「承認欲求」と「孤独」です。
リタイアして自分のポジションを失うと、誰からも感謝されることがなくなり、孤独感を感じることも少なくありません。そんな時、どんな形であれ周囲に喜んでもらえると、自分の価値を実感できる。高橋さんの場合、それが「お金を支払う」ことだったのです。
人生の重点を仕事に置き、誇りに思ってきた人ほどこういった落とし穴に陥りやすいという側面も。
こうした状況を回避するには、「使いたいだけ使える」という状況をなくすこと。夫婦で家計の話し合いを行い、趣味に使えるお金の上限を決めておくことが大切です。
もちろん「お金を出す=人に認められる」という考えをなくすことも必須です。お金を出さなければ離れていく関係性であれば、見直す必要があるかもしれません。
高橋さんの場合も、そもそも周囲に無理強いされたわけではなく、自ら始めたことです。お金を払わなくても続く人間関係を築き、老後を楽しむ……自分自身の考えを変えることが何より大切だといえるでしょう。
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