自分なりの損切りルールを決め、忠実に実行する
筆者は、株式投資を行なう際、自分なりのロス・カットルールを決めておき、それを忠実に実行することを提唱しています。それは、例えば「下落率5%まで」とか、「損失額10万円まで」などというものです。
「逆行が1割超えたなら迷わず決めよ、損切りのとき」という相場格言があります。これは、損失が1割(10%)を超えたら即座に損切りすべし、という意味です。ただ、これは信用取引のケースです。現物による長期投資はこの限りではありません。
例えば、1,000円で買った銘柄が意に反して1割値下がりしたとき(900円)、迷うことなく損切りをします。
損切りラインは、別に1割でなくてもかまいません。短期のときには5%、長期のときには15%とするなど投資期間、投資資金に応じて設定するやり方もありますが、最初に決めたロス・カットラインは、かならず守らなければいけません。特に、短期・順張りの場合、そのうち反発するだろうと甘く考えていると、想定外の損失をこうむる場合があります。
もっとも、「利食い千人力」の教えはここ数年のエヌビディア、ディスコ(6146)などの長期上昇相場では通用しませんでした。株価が10倍以上になろうとしているのに、わずか1~2割の利幅で利食っていては「もったいない」ではありませんか。
杉村 富生
経済評論家
個人投資家応援団長
※本記事は『保存版 株式投資 勝ち方の本質』(すばる舎)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。記載内容は当時のものであり、また、投資の結果等に編集部は一切の責任を負いません。
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