片頭痛、謎の光…様々な異常を引き起こす閃輝性暗点
Q:2カ月前に外傷性網膜剥離の手術をしました。それ以来目を閉じたときにリング状の残像が見え、目を開けるとその部分がまだらに変色しているように見えます。眼底観察では「異常はない」「網膜剥離の手術後だからしょうがない」と言われます。どのような検査を受ければよいでしょうか?
A:眼圧が上昇しているなら緑内障のチェック、網膜剥離後であれば再剥離がないかどうかチェックが必要です。視野計、OCTなどの検査機器のある医療機関をおすすめします。
Q:スポーツをしていたときに「閃光」のようなものが出てきて、次第に視界の右半分が暗くなり見えにくくなりました。これは何かの病気なのでしょうか??
A:その後、頭痛などの症状があるようでしたら、片頭痛に伴う閃輝性暗点の可能性があります。頭痛がないようであれば、一度神経内科もしくは脳神経外科などで他に異常がないか調べてもらいましょう。
完治は難しいが、頭痛を緩和させる内服薬がある
Q:急に視界のある部分だけが欠けて見えない状態が10分以上続き、その後、電撃のようにビリビリとした状態が視界の右側で起こり、同時に左目の奥の激しい痛みが襲ってきます。
A:視野異常を伴い、その後に頭痛が起こっているので症状からは片頭痛ではないかと思います。現在のところ、完治させるのは難しいですが、片頭痛が起こりかけたときに服用することで頭痛を緩和させることができる内服薬があります。内科でも相談されるといいと思います。