「睡眠の質」は目の健康に直結する
Q:お付き合いしている方と添い寝をした次の日だけ、極端に目が疲れます。ドライアイのようにしょぼしょぼしているような感覚もあります。
A:お話しからの推測なので、間違っているかもしれませんが、睡眠の質が関係していると思います。
睡眠の質とドライアイの関係は最近の研究からも明らかになっています。また、ドライアイには自律神経の影響が大きく関係します。つまり、緊張状態では交感神経の働きが強くなり、涙の分泌が抑えられる傾向にあるのです。
相手に慣れて緊張状態が緩和されれば、ドライアイ、眼精疲労も改善すると思います。今の状態がつらいようでしたら、点眼薬でドライアイや眼精疲労の治療をしてもよいと思います。
斜視は、必ずしも眼精疲労の原因になるわけではない
Q:受験生ですが、目が異様に疲れやすいです。距離は十分離して、1時間に1回は遠くを見て休んでいるのですが、4〜5時間勉強しただけで苦しくなります。眼鏡店で軽い外斜視があると言われたことがありますが、関係あるのでしょうか。
A:斜視とは、ものを見ていないときは目の向きが左右でずれていて、何か見るときにはまっすぐにできる状態です。確かに目が疲れやすいことはありますが、必ずしも眼精疲労の原因になるわけではありません。
目がしょぼしょぼする他の原因としては、目の屈折状態の影響が考えられます。遠視であれば、近くを見るときに目の中の筋肉を多く働かせるので、疲れやすくなります。眼鏡が合っていない場合も同様の症状が出ます。あまり続くようでは、受験勉強に差しさわりがあると思いますので、眼科で一度相談されたほうがいいと思います。
Q:普段から右目がしょぼしょぼして違和感があり、突然涙が出ることがあります。また、起床時には目やにがかなり出ています。
A:今回の症状は何かの病気の可能性はあります。アレルギー性結膜炎、ドライアイ、角膜の病気などさまざまな病気が考えられます。