まぶしさは眼表面の傷、白内障などが原因のことも多い
Q:視界がギザギザした光とキラキラした水面のようになり、15分ほどでもとに戻ることが年に数回起きていました。最近は、視界の下半分が見えなくなり、数分でもとに戻ります。
A:これも閃輝性暗点の症状だと思います。頭痛を伴わない場合は、脳の血管異常の可能性もあります。
Q:高校2年生の女子です。昔から外での授業のとき、まぶしすぎて先生の顔が見られません。友達は普通に見ていたのでおかしいなと思い、インターネットで調べてみると、緑内障と症状が似ていました。緑内障でないかと心配です。
A:まぶしく感じる病気は緑内障よりも水晶体や角膜混濁など光が通過する場所に混濁がある場合が多いです。症状だけからははっきりわかりませんので、一度眼科で診察を受けられたほうがいいと思います。
Q:昨年急にかすみ目・まぶしさが生じ、眼科を受診したところ、「まぶしいこと自体は病気ではない」と診断されました。眼圧を測定したところ、高くなっていましたが、緑内障ではないとのことでした。
まぶしさがひどく、屋外では天気のよい日には人が二重に見えたりするため、外出もできない状況です。
A:まぶしさは眼圧上昇と別のことが原因である可能性も高いと思います。眼表面の傷、白内障などが典型的な病気です。
まぶしさと「片頭痛」が同時に起こることも・・・
Q:少し目がかすみ、まぶしいときがあります。最近入浴時に目に稲妻のような光を感じることがあります。
A:ないはずの光を感じる症状は、光視症といって硝子体による網膜への刺激の可能性がありますので、一度眼科受診をされて眼底検査を受けられた方がいいと思います。
Q:閃輝性暗点と片頭痛がひどくて、まいっています。目が見えないのも、頭の痛みもうんざりです。真っ暗な部屋で布団をかぶって目を閉じてひたすら耐えるしかないのでしょうか?
A:片頭痛と診断されているようであれば、現在いろいろ内服薬がありますので、まずは処方してもらうとよいと思います。
また閃輝性暗点が発生するタイミングやその誘因がわかっているようであれば、できるだけその刺激を避けてその後に起こる片頭痛を回避するように日常生活で心がけるのがよいと思います。