網膜の病気である「光視症」の可能性が高い!?
Q:私には遠視と乱視があるのですが、眼鏡で矯正しており、特に不自由なことはありません。ただ、時々視野の中で変な光が見えることがあり、非常に困っています。紫から青ぐらいの色で短く小さな青虫のような形をしています。瞬間的に見えることもあれば、数秒間視界の隅に見えることもあります。
一度眼科の先生に伺ったのですが、首をひねられてしまいました。今のところ日常生活に支障はきたしていないのですが、特に心配する必要はないのでしょうか。
A:このような症状は光視症というもののひとつだと思われます。原因となる代表的な病気には網膜裂孔などの網膜の病気があります。後部硝子体剥離が起きかけていれば、網膜に一過性に刺激が加わって起こるものと推測します。もし症状が変化したり、悪化してくるようであれば再受診をおすすめします。
眼底検査のみでは異常が見つからないことも
Q:最近、左目の端の方が非常にギラギラします。光がほぼずっと見えます。私はかなりひどい飛蚊症・光視症持ちですが、光視症とは違うような感じがします。
最近は眼科で眼底検査などの検査を受けましたが、そのときは異常ありませんでした。光視症でこのように感じることはよくあることなのでしょうか? それとも「硝子体の液状化が進んできた」ということでしょうか?
A:通常光視症の場合は、視野の周辺部でピカピカと光が走って見えるような状況で、ギラギラという感じはあまりないかもしれません。眼底検査で異常がないようでしたら別の所に問題があるのかもしれません。
基本的に光が通っていく角膜、水晶体、硝子体など、どの場所の異常でも起こりえます。進行性の可能性もあるため、しばらく様子を見て悪化傾向があれば眼科を受診しましょう。「硝子体の液状化が進む」ことで、そのように見えるという例は聞いたことがありません。