実際にはない「光」を感じたら、早めの眼科受診を
Q:最近、視界にチカッと小さな青い光を感じます。これは何でしょうか?手術の可能性などはあるのでしょうか?
A:実際にないはずの光を感じる症状を光視症といいます。網膜裂孔や網膜剥離などの重篤な症状へと進行する可能性がありますので、早めに眼科を受診してよく診てもらうようにしましょう。網膜裂孔の場合は、レーザー治療で穴や裂け目の周囲をレーザーで焼き固め、網膜が牽引を受けている場所がしっかり癒着すれば治まることが多いです。
Q:私は近視です。ここ10日ほどパソコンやテレビを長時間使っていました。すると、部屋の光をまぶしく感じたり、ピントも合わせにくくなって、光の点が見えたりするようになりました。はじめはただの疲れ目や眼精疲労だろうと思いましたが、改善しません。受診したほうがいいのでしょうか?
A:症状からすると眼精疲労と考えられますが、光の点が悪化しているなら網膜裂孔の可能性もあります。進行するようなら受診しましょう。
症状によっては内科、脳神経外科への受診も検討
Q:白内障手術を終え、1年が経過しようとしているのに、術後の症状が改善しません。主な症状は、「まぶしく見えすぎる」「少し歩くとふらつく」「涙が溜まってこぼれる」「頭が割れそうに痛い」などです。眼科に相談をしても「何も問題がない」と診断され、困っています。
A:術後1年以上も経過して現在の症状があるのは別の原因を考えた方がよいでしょう。加齢性のドライアイやマイボーム腺機能不全、眼瞼痙攣などが疾患として考えられます。頭痛については内科で調べてもらうといいでしょう。
Q:突然、視界の周囲がチカチカにじんだように見えました。脳や血管の病気なのか、不安です。
A:閃輝性暗点の可能性があります。頭痛を伴う場合は片頭痛の可能性が高いと思いますが、頭痛がない場合は、脳の病気などの可能性があるので神経内科や脳神経外科で相談してください。