日経平均、263.07円高の「37,053.10円」で取引終了…前日の米株安&週末相場、それでも指数が上昇した理由【3月14日の国内株式市場概況】

日経平均、263.07円高の「37,053.10円」で取引終了…前日の米株安&週末相場、それでも指数が上昇した理由【3月14日の国内株式市場概況】

2025年3月14日(金)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

3月14日の日経平均株価は、前日比263.07円高の37,053.10円で取引を終えています。前日の米株安に加えて、本日は週末ということもあり先行き不透明な相場においてはリスク回避の動きが出やすい地合いでしたが、寄り付きこそ売られたものの指数はすぐに反転。アドバンテスト〈6857〉、東京エレクトロン〈8035〉といった半導体関連の主力株が日経平均株価を押し上げました。またこの日は株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)値の算出日でした。そのSQ値は3万6,483円79銭(QUICK試算)となるも、寄り付きからこの値を下回ることなく推移したことから、目先の上昇を見込んだ短期筋による買いが入ったとみられています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが152銘柄、値下がりが72銘柄、変わらずが1銘柄。

 

日経平均株価の寄与度上位は、アドバンテスト〈6857〉、東京エレクトロン〈8035〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、フジクラ〈5803〉、ファナック〈6954〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、リクルートホールディングス〈6098〉、ニトリ〈9843〉、ダイキン工業〈6367〉、KDDI〈9433〉、7&iHD〈3382〉となりました。

 

また、東証プライム市場の売買高は19億1,600万株、売買代金は4兆8,369.39億円となり、前日と比べて増加。

 

業種別では、非鉄金属、銀行業、繊維製品、機械、保険業などが上昇した一方、海運業、サービス業、空運業、ゴム製品、陸運業などが下落しました。

 

東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がトーホー〈8142〉で+500円(+18.18%)の3,250円、2位がビジョナル〈4194〉で+999円(+14.67%)の7,808円、3位がツガミ〈6101〉で+259円(+14.37%)の2,061円となりました。

 

一方、下落率は、1位がダブル・スコープ〈6619〉で-44円(-16.18%)の228円、2位がgumi〈3903〉で-50円(-9.01%)の505円、3位がラクスル〈4384〉で-81円(-6.59%)の1,149円で取引を終えました。

 

なお、年初来高値を更新したのは25銘柄、年初来安値を更新したのは9銘柄でした。

 

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