日経平均は小幅に反落、29.06円安の「36,790.03円」で取引終了…米ハイテク株高で上昇スタートも、指数を下げた「植田日銀総裁の発言」【3月13日の国内株式市場概況】

日経平均は小幅に反落、29.06円安の「36,790.03円」で取引終了…米ハイテク株高で上昇スタートも、指数を下げた「植田日銀総裁の発言」【3月13日の国内株式市場概況】

2025年3月13日(木)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

3月13日の日経平均株価は、前日の米ハイテク株高の流れを引き継ぎ、アドバンテストをはじめ半導体関連の主力銘柄が指数をけん引。一時前日比500円超上昇する場面もみられました。ただこの日の正午過ぎ、参院財政金融委員会に出席した植田和男日銀総裁が「賃金上昇率の強い姿が続く」などと語ると、利上げに対する思惑が強まるなか1米ドル=147円台半ばまで円高に。これにともない日経平均株価も値を下げ前日比29.06円安の「36,790.03円」で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが111銘柄、値下がりが112銘柄、変わらずが2銘柄。

 

日経平均株価の寄与度下位は、ダイキン工業〈6367〉、ファーストリテイリング〈9983〉、コナミ〈9766〉、ファナック〈6954〉、京セラ〈6971〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、アドバンテスト〈6857〉、ディスコ〈6146〉、日東電工〈6988〉、住友不動産〈8830〉、東京海上ホールディングス〈8766〉となりました。

 

また、東証プライム市場の売買高は17億7,500万円、売買代金は4兆4,162.65億円となり、前日と比べて減少。

 

業種別では、石油・石炭製品、銀行業、保険業、海運業、鉱業などが上昇した一方、輸送用機器械、空運業、非鉄金属、電気機器、サービス業などが下落しました。

 

東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がANYCOLOR〈5032〉で+502円(+17.09%)の3,440円、2位がミガロホールディングス〈5535〉で+163円(+8.31%)の2,125円、3位がファーマフーズ〈2929〉で+60円(+7.20%)の893円となりました。

 

一方、下落率は、1位が高圧ガス工業〈4097〉で-71円(-7.00%)の944円、2位が太陽誘電〈6976〉で-141円(-5.49%)の2,428円、3位がメディカル・データ・ビジョン〈3902〉で-21円(-4.98%)の401円で取引を終えました。

 

なお、年初来高値を更新したのは21銘柄、年初来安値を更新したのは1銘柄でした。

 

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