3月10日の日経平均株価は、先週末比141.10円高の37,028.27円で取引を終えました。
指数は先週末に817.76円安と急落し、およそ半年ぶりの安値水準となっていたことから、自律反発狙いの買いが入りやすかったとみられています。
もっとも、国内債券市場では日銀による追加利上げ観測などを背景に、長期金利が2008年10月以来の高水準となるなど金利先高観が強まっています。こうしたなか、相対的に株式の投資妙味の希薄化が上値を抑えているとみられています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが111銘柄、値下がりが114銘柄、変わらずが0銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、アドバンテスト〈6857〉、東京エレクトロン〈8035〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、ファナック〈6954〉、レーザーテック〈6920〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、中外製薬〈4519〉、ソニーグループ〈6758〉、任天堂〈7974〉、良品計画〈7453〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は17億0,300万株、売買代金は4兆1,743.35億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、鉱業、精密機器、輸送用機器、サービス業、化学などが上昇した一方、その他製品、鉄鋼、銀行業、保険業、機械などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が内外トランスライン〈9384〉で+501円(+20.01%)の3,005円、2位が日本駐車場開発〈2353〉で+29円(+13.36%)の246円、3位が大阪チタニウムテクノロジーズ〈5726〉で+203円(+11.08%)の2,035円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がミダックホールディングス〈6564〉で-201円(-8.93%)の2,050円、2位が良品計画〈7453〉で-316円(-8.27%)の3,507円、3位がアシックス〈7936〉で-221円(-6.85%)の3,007円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは20銘柄、年初来安値を更新したのは7銘柄でした。
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