総資産2,000万円・最高年収800万円、65歳会社員が感無量の退職。現役時代を支えてくれた妻に「感謝のハワイ旅行」を計画していたが…急転直下、一人ぼっちの老後に涙

総資産2,000万円・最高年収800万円、65歳会社員が感無量の退職。現役時代を支えてくれた妻に「感謝のハワイ旅行」を計画していたが…急転直下、一人ぼっちの老後に涙

年金暮らしになる65歳前後は人生の大きな節目です。長年働いた会社を退職し支えてくれたパートナーに感謝を伝える。そんな良いタイミングでもあります。ところが、伝えた時には時すでに遅しという悲しいケースも。見ていきましょう。

生活できない…小さなマンションで孤独な老後

妻に現金を渡す代わりに、マンションが手元に残った中山さん。しかし、預貯金は残り1,000万円を割り込み、厚生年金の一部を妻に分割したことで、受給額は激減しました。

 

広いマンションに住んでいても意味がないこと、管理費や修繕積立金の支払いが今の年金額では厳しいことなどを考慮し、結局中山さんはマンションを売却。コンパクトなマンションに引っ越すことに。

 

妻に家事を任せっきりで生きてきた中山さんは、慣れない生活に悪戦苦闘。孤独な一人暮らしに落ち込みながらも、なんとか毎日を過ごしていると言います。

 

熟年離婚は年々増加

2022年に離婚した夫婦のうち同居期間が20年以上だった「熟年離婚」の割合は23.5%と、厚生労働省による統計のある1947年以降で過去最高になりました。

 

中山さんの家庭のように、妻が長年我慢して暮らしていたものの、夫が退職して在宅時間が長くなることに耐えられず離婚に至る……こんなケースは少なくありません。

 

夫が「自分はきちんとお金を家に入れてきた、責任を果たしてきた」と思っていても、妻がそれで満足しているとは限りません。

 

「退職をしたら妻に恩返しを」「退職したら妻との関係を再構築」などと悠長に考えていると、取り返しがつかなくなるケースも。双方コミュニケーションの努力を惜しまず感謝を伝え合うことが必要なのかもしれません。

 

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