トランプ大統領の新政策「ゴールドカード」、米国永住権を500万ドル(7.5億円)で販売、外国人富裕層にとってメリットはあるのか【国際税務の専門家が解説】

トランプ大統領の新政策「ゴールドカード」、米国永住権を500万ドル(7.5億円)で販売、外国人富裕層にとってメリットはあるのか【国際税務の専門家が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

トランプ大統領より新たな政策が打ち出されました。外国の富裕層向けに500万ドル(7.5億円)で米国の永住権が購入できるというものです。アメリカには永住権が米国籍に相当する「市民権」と別に存在します。従来のグリーンカードとは異なる「ゴールドカード」として発表されたこの制度。一体どのようなメリットがあるのでしょうか。

米国には出国税もある…納税拒否した場合、再入国は厳しい

(1)米国所得税の課税(旧法)

米国市民の富裕層は、カリブ海にタックスヘイブンが多くあることを承知しています。市民のなかには、市民権を放棄してタックスヘイブンに移住する者もいます。そこで、米国では、国籍の離脱についても税法上の手当を行っていました(内国歳入法典第877条)。

 

(2)米国所得税の課税(改正法)

米国では、2008年に改正法が成立しました。この改正法は、内国歳入法典第877条を改正して、第877A条を創設したものです。この離国をする離国者(expatriate)には、米国市民権を放棄する者および米国の永住権であるグリーンカードなどの権利を放棄する米国長期居住者が該当します。

 

課税方法は、出国時にすべての財産をその日に売却したものとみなして時価評価します。そして、課税所得の計算上、物価調整後で60万ドルの控除があります。また、長期居住者の場合、居住者になった時点で所有していた財産については、居住者になった時点における時価で評価します。

 

(3)米国出国税の特徴

改正法の適用対象者は上記の離国者などですが、これらの者はかつて米国市民権および永住権を有していたことを要件として、他国の国籍となり米国国外に居住している場合であっても米国において10年間の無制限納税義務を課されるのです。

 

たとえば、出国税の納税義務のある者が納税をせずに国外に移住し、後日、納税義務があることが判明した場合、米国において納税義務を果たさない限り、再度入国することは難しいのではないかと思われます。

 

矢内一好

国際課税研究所首席研究員

 

海外移住で圧倒的節税!海外金融機関の活用法
どんな人が海外移住で節税のメリットを享受できるのか
>>>4月18日(土)-19日(日)限定配信

 

富裕層だけが知っている資産防衛術のトレンドをお届け!

>>ゴールドオンライン・エクスクルーシブ倶楽部<<

ゴールドオンライン・エクスクルーシブ倶楽部が

主催する「資産家」のためのセミナー・イベント

 

【4月22日開催】
資産規模5億円以上の方のための
「資産管理会社」のつくり方・つかい方<第1回/総論>

 

【4月23日開催】
相続対策をイチから学びたい方のための
今すぐできる「相続税対策」<税制改正対応版>

 

【4月23日開催】
サブリース業者がさらにサブリース業者に転借していた…
こんな時、サブリース契約解除が認められるのか?
「サブリース契約解除」に関する最近の裁判例と問題点

 

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 石福金属工業のお知らせ 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです ゴールドオンライン新書創刊

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧