〈東証プライム市場〉個別銘柄の値上がりトップ3
1位:杏林製薬〈4569〉……前日比+300円(+21.79%)/終値1,677円
【売買材料】
3月3日(月)取引時間終了後、自社創製化合物であるKRP-M223およびそのバックアップ化合物について、スイスの大手製薬企業ノバルティス〈NVS〉とライセンス契約を締結したと発表。これが好感された模様。同社は本契約により5,500万ドル(約82億円)の一時金を受け取る見込みであることに加えて、さらに開発の進捗に応じたマイルストーン支払いやロイヤリティも期待されている。
2位:IHI〈7013〉……前日比+1,097円(+11.66%)/終値10,505円
【売買材料】
ロシア・ウクライナ戦争を巡って前日の欧州株市場で防衛関連銘柄に投資資金が集中。この日の国内株市場もこの流れを引き継いで、同社のほか三菱重工業〈7011〉、川崎重工業〈7012〉もそろって株価上昇している。
3位:シンクロ・フード〈3963〉……前日比+32円(+7.82%)/終値441円
【売買材料】
3月3日(月)に提出された大量保有報告書にて、香港の投資会社であるリム・アドバイザーズが同社株式の保有比率を8.10%から9.99%に引き上げたことが明らかとなった。リム・アドバイザーズは25年2月25日に初めて同社株式の保有割合が6.04%に達し、5%を超える大株主として浮上。こうしたなかでさらなる買い増しがあるのではないかという思惑買いが膨らんだ模様。
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値下がりワースト3
1位:アドバンスクリエイト〈8798〉……前日比-80円(-17.09%)/終値388円
【売買材料】
当日は特段個別の売買材料見当たらず。同社は2月28日(金)付で「過年度の決算短信等の訂正に関するお知らせ」を発表し、20年9月期以降の決算を大幅に下方修正。これにより24年9月期の純資産が約49億7,300万円の債務超過状態にあることが明らかとなり、2日連続のストップ安となるなど売りが集中している。
2位:伊藤園〈2593〉……前日比-435.5円(-12.81%)/終値2,965.5円
【売買材料】
3月3日(月)取引時間終了後、24年5月~25年1月期連結決算にて増収減益を発表。通期で増収増益を見込んでいるなか主力のリーフ・ドリンク関連事業が芳しくないことから失望売りが膨らんだ模様。
3位:セレス〈3696〉……前日比-265円(-9.27%)/終値2,593円
【売買材料】
ビットコイン価格の急落に伴って、同社をはじめマネックスグループ〈8698〉やメタプラネット〈3350〉といった仮想通貨関連銘柄が軒並み下落している。
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