企業価値向上ストーリー①企業内部のカイゼンや革新
企業の内部が刷新されたら業績がアップする可能性あり
成長する企業のストーリーの1つめが「企業内部のカイゼンや革新」です。企業内部の要因として、主に経営陣・株主・商品が挙げられます。
経営陣が刷新されると経営方針が大きく転換されます。過去の業績が悲惨でも「立て直しの実力者」が経営をカイゼンできれば、株価上昇の可能性があります。バーバリーとの契約が切れ赤字続きの三陽商会(東P・8011)は、ゴールドウイン(東P・8111)を再建した大江伸治氏を社長に迎えて返り咲きました。
大株主の提案や議決で配当性向などの株主還元が拡充される企業もあります。「物言う株主」の米ヘッジファンド、エリオット・マネジメントが大日本印刷(東P・7912)の大株主になると、大日印は総額3000億円の自己株取得計画を発表、株価が上昇しました。物言う株主の介入は、株主を軽んじる企業が改善するチャンスになりうるのです。
企業が大ヒット商品を出して話題になるというストーリーもあります。売り切れ商品や行列のできる店に気付いたら、一度企業を調べてみましょう。また、商品やサービスに替えが利かない特性があると、他社の参入障壁が上がり、安定して業績を伸ばしやすくなります。事業規模が大きい、他社が仕入れ元や販売先を確保できない、みんなが利用していたり乗り換えづらかったりするサービスを扱う、隙間市場の製品や特許・資格が必要な製品を扱うといった特性を持つ企業に注目してみてもよいでしょう。
企業の変化とトレンドに注目
経営陣が入れ替わると経営体制の改革や新事業の展開などへの期待が高まり、株価が上
昇することがあります。経営陣の「若返り」は企業価値増大につながるケースも多いです。
機関投資家をはじめとするアクティビスト(物言う株主)は、企業価値向上
を目的として企業に積極的な提案を行います。株主の提案を参考にする企業は増加傾向
にあり、徐々にスタンダードとなっています。
ヒット商品は企業の業績を大きく押し上げます。業績の向上は株価(売却益)だけでは
なく、配当金のアップにもつながるうれしい要因です。
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