タイミングを見極める3つの方法
「割安感」「イベント」「チャート」を組み合わせて買い時・売り時を見極める
株の買い時を見極める方法は3つあります。
1つめの割安感は、EPSを株価で割った「益回り」8%以上を目安に見極めます。EPSとは1株あたりの純利益で、当期純利益を発行済み株数で割った金額です。証券会社のサイトなどで確認できます。純利益は配当金の原資になるので、EPSは将来的に投資家が受け取る利益とも見なせます。
2つめは決算発表などのイベントを活かす方法です。上方修正を発表した会社の株を後追いで買ったり、自社株買いが行われたタイミングで便乗したりする方法があります。自社株買いは株を買う圧力になるうえ、自社の株は割安だ!と宣言しているようなものなので、株価が上がると期待できます。
3つめが、チャートにサインが現れるのを待つ方法です。
これら3つの条件を組み合わせて、買い時と売り時を見極めます。
チャートで「買い時」と「売り時」に気付く
株価チャートとは、株価の動きを時系列に沿って表したグラフです。1日、1週間、1ヶ月というように表示する期間を指定することで、株価の短期的な動きも、長期的な動きも確認できます。
株価の変動には企業のファンダメンタルズやニュース、投資家たちの個別の投資行動、投資家心理などが織り込まれており、チャートにはそれが現れます。そのため、チャートに急激な値動きを見つけたら、「何があったんだろう」と調べたり、面白そうな銘柄を見つけたりする気付きのきっかけになります。
また、チャートを分析する手法をテクニカル分析といい、株の買い時・売り時を見極めるヒントにもなります。例えば、「過去にチャートが似た形になった時は株価が上がった。だから買いだ」、「今は買われすぎている様子だから、株価がもうすぐ下がるだろう」とタイミングを見極められるのです。
なお、移動平均線などのテクニカル指標は、株価を使って計算した指標です。株価のトレンドを確認したい時は、トレンドラインを利用するといいでしょう。チャートは証券会社のサイトにて個別銘柄のページから表示できます。
ローソク足やトレンドライン、その他のテクニカル指標など、株価を使った分析手法はさまざまあります。目的に合わせて使い分けましょう。
チャートには、上昇トレンドなのか下降トレンドなのか、高くなっているのか安くなっているのかなど、相場の動きを読み解く情報が詰まっています。
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