(※写真はイメージです/PIXTA)

介護はきれいごとではありません。適切なサポート体制がなければ、本人と家族の健康を損なう可能性があります。一方で、訪問介護などの地域資源を活用できるならば、在宅介護もまた選択肢の一つです。本記事では、居宅介護支援や訪問看護を提供する(株)一期一会の代表で看護師の安田由加理氏の著書『過疎地域の福祉革命』(幻冬舎メディアコンサルティング)から一部を抜粋・再編集し、詳しく解説します。

在宅医療の現場を知っていることの大切さ

また、実際に在宅の場を知っている医療者とそうでない医療者では在宅療養に関する認識にズレがあることもあります。設備が整った病院の中で行われる医療しか知らない場合、近くに医療者もおらず設備も整っていない患者宅に退院させることをリスクと考えることがあると思います。

 

しかし、実際に在宅医療や在宅介護の現場を知ると、訪問看護や訪問介護、通所サービス、在宅でのリハビリなど地域のさまざまな資源を活用すれば、必ずしも在宅での療養が不可能ではないことも分かってくるのです。

 

私をはじめとして一緒に地域を支えている仲間たちは、看護師もセラピストも皆、病院も経験したうえで地域に出てきているので、病院と在宅療養のどちらも理解しています。どちらも知る立場から患者と家族を看ることで、より安心して在宅療養ができるのだと思っています。

 

例えばなじみのあるご近所さんだったり大切にしていた猫や犬などのペットだったり、心を込めて育てていた自慢の畑だったりと人によってさまざまです。大切な人に囲まれると本当に穏やかな顔になりますし、友人や知人の前でしっかりしたいと思うのか、表情が途端にシャキッとすることもあります。あるいは、自宅に帰るとそれまでの役割を取り戻して表情や態度が変わることもあります。

 

【12/18(木) 『モンゴル不動産セミナー』開催】

坪単価70万円は東南アジアの半額!! 都心で600万円台から購入可能な新築マンション

次ページ病院では一患者でも、家ではひとりの人間

本連載は、2024年12月24日に刊行された安田由加理氏の著書『過疎地域の福祉革命』(幻冬舎メディアコンサルティング)から一部抜粋・再編集したものです。

過疎地域の福祉革命

過疎地域の福祉革命

安田 由加理

幻冬舎メディアコンサルティング

包括ケアで地域をまるごと支える 過疎の町で小さな会社が実現した 誰も取り残さない地域包括ケアのかたちとは 2022年の厚生労働省の調査によると、いわゆる「無医地区」は全国で557カ所にのぼり、12万人以上が医療への…

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録