過疎地域とはどんな場所?
私は小さな過疎の町で訪問看護事業を営んでいます。もともと、急性期の病院で看護師としての経験を積んできましたが、子どもを出産してからは子育てと仕事を両立するため、夜勤がないデイサービスや通所リハビリなどの介護保険サービスを提供する事業所で働くようになりました。
病院から患者や利用者の生活の場へと働く環境が変わったことで、私は地域医療や介護の研修、勉強会などに参加するようになりました。地域医療や介護を学ぶうちに、やがて医療・福祉に携わる仲間たちと、起業を考えるようになりました。その仲間の一人であるケアマネジャーが兵庫県赤穂郡上郡町という小さな過疎の町の出身だったのです。
上郡町は、過疎化が進み将来的には人口減少により消滅する恐れが高い「消滅可能性自治体」の一つとされています。令和2年度の高齢化率は40%を超え、全国平均の28.8%を大きく上回っています。年々子どもの数も減少し、それに伴って学校の統廃合も進んでいました。
上郡町は地域の復興のため創業塾を開催し、他の地域から移住して起業する人たちの支援をしていました。私はその創業塾の話を聞きつけ、上郡町の出身であった仲間のケアマネジャーを誘って参加することにしたのです。
塾で学ぶために上郡町に通ううちに、私は過疎地域における福祉サービスの実態についても問題意識を強くもつようになっていきました。
注目のセミナー情報
【国内不動産】4月26日(土)開催
【反響多数!第2回】確定申告後こそ見直し時!
リアルなシミュレーションが明かす、わずか5年で1,200万円のキャッシュを残す
「短期」減価償却不動産の節税戦略
【資産運用】5月10日(土)開催
金価格が上昇を続ける今がチャンス!
「地金型コイン」で始める至極のゴールド投資