自分に足りない資質は「組織をつくって補う」
これまで多くの経営者とお会いしてきましたが、専門家(職人)、管理者(マネージャー)、起業家という3つの資質をバランスよく持っている人はごくわずかです。そして、持っていない資質を手に入れようとすることは時間と労力を要します。
そのため、わたしは経営者の方に、自分に持っていない資質は、組織をつくって補ってもらいましょうと提案しています。外注先を含めて、バランスのよいチームをつくることが大切なのです。
もしあなたが職人タイプであれば、マネージャータイプの人の手を借りて組織をつくり、自分の役割を補えるようにしましょう。
たとえば、オンラインビジネスで優良なコンテンツを多数持っている職人タイプの経営者さんの場合、マーケティング・事務局・統括をそれぞれ外注しながら自分の組織をつくっています。
集客はマーケティングの強いところに、事務局は管理のプロフェッショナルに、さらに全体を統括する部門も外注で依頼しているそうです。それぞれの担当者と理念を共有し、コミュニケーションをとり、自走型の組織をうまくまわしています。
これからの時代は、ひとりですべてを担う必要はありません。必要な資質を補う組織をつくり、バランスよくビジネスを拡大していきましょう。
億超えビジネスを10年以上継続するためのしくみづくり
成功するビジネスに必要な3つのカギは、以下になります。
1.売れる、継続されるしくみ
2.共感される理念
3.組織
組織をつくるには、「売れる、売れ続けるしくみ」と「共感される理念」も必要です。そして、この3つはどれも一朝一夕でできるものではありません。長い時間をかけて磨くつもりで設計図を描きましょう。
わたしのコンサルでは、添付画像のようなロードマップをお伝えしています。これは、年商1億円超えを10年以上継続するために必要なことを書き出したロードマップです。
3つのカギでご紹介したように、
・売れる、売れ続けるしくみをつくること
・共感される理念をつくること
が土台になっています。
自走する組織をつくりながら、しくみと理念もブラッシュアップしていきましょう。
とくに、多くの企業は売れる商品があっても、売れ続けるしくみがないことが少なありません。そのため、スタッフも売ることに意識が集まり、経営者の思うようには育っていかないのです。
たとえば、治療院や理美容院の場合、お客様はお店に定期的に通いますが、次の予約までしか予定に入れない方がほとんどです。もし予約されずに退店された場合、次回はお客様自身の予約したいタイミングが来るまで待ち続けなければいけません。
治療院であれば、長期に渡って通院していたクライアントでも、症状が治ったとたん来なくなってしまうケースは多々あります。
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また、急に来なくなり、理由がよくわからないというケースも少なくありません。これは理美容や健康系の経営者が抱えるお悩みとして、「あるある」でしょう。複数店舗を経営している経営者であっても、同じような悩みを抱えています。
このようなお悩みをなくすには、販売設計とリピート設計が重要です。設計図をきちんとつくり、理念が明確になると、スタッフも次第に自分の考えで動けるようになっていくのです。
水野 加津人
経営コンサルタント
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