なんだ、このニオイは…年金22万円・元公務員の80代の父がひとり身を横たえていた、衝撃の場所【50代長男の後悔】

なんだ、このニオイは…年金22万円・元公務員の80代の父がひとり身を横たえていた、衝撃の場所【50代長男の後悔】
(※写真はイメージです/PIXTA)

高齢の親のことは気がかりでも、自分の生活でいっぱいいっぱい…。そんな40代、50代の人は多いだろう。しかし、自分の親に対する「たぶん大丈夫」という甘い見通しが、大きな後悔を生むこともある。実情を見ていく。

「あれ…?」久しぶりに訪れた実家に感じた、強烈な違和感

仕事と妻の両親の介護サポートに追われる鈴木さんだったが、海外暮らしの妹からの突然の電話で、父親の危機的状況を知る。

 

「妹は12時間近い時差のある国にいるため、ほとんど電話はしないのですが、土曜日の夜、いきなり電話をかけてきたのです」

 

鈴木さんの妹は父親の誕生日に電話をしたが、そのときの会話がまったくかみ合わず、様子がおかしいと感じ、兄である鈴木さんに連絡したのだった。

 

「お兄ちゃん、お父さんに電話をしたら、様子がおかしいの。私がだれかもよくわかってないみたいだし、全然話が成立しないの。様子を見に行ってあげて!」

 

「えっ、そうか? 先月も電話したけど、別にどうってことなかったような…」

 

「いいから、様子を見に行ってあげて!!」

 

鈴木さんの妹が〈絶対におかしい〉といい張ったため、鈴木さんは翌日、疲れた体を引きずって車を運転し、久しぶりに実家を訪れた。

 

「――あれ?」

 

門から玄関までのアプローチは膝の高さまで雑草が生い茂り、2階はすべて雨戸が閉まっている。門柱のインターフォンを鳴らしても応答がない。

 

「いないのかな?」

 

預かっているスペアキーで玄関を開けたとたん、脳を突き抜けるような悪臭が立ち込め、鈴木さんは思わず顔をしかめた。

 

「なんだ、このニオイは――!」

次ページすさまじい臭気のなか、父がひとり横たわっていた場所

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録