やった、新しい職場が決まったぞ!→入社後「こんなはずでは」と撃沈…。“転職大失敗”を回避するため必ず確認すべき「3つのこと」【エグゼクティブ転職のプロが解説】

やった、新しい職場が決まったぞ!→入社後「こんなはずでは」と撃沈…。“転職大失敗”を回避するため必ず確認すべき「3つのこと」【エグゼクティブ転職のプロが解説】
(写真はイメージです/PIXTA)

大変な思いをして転職先を決め、期待に胸を膨らませて入社しても、「思っていた仕事や環境と違った」「こんなはずじゃなかった」と、残念な結果になるケースは少なからずあるといいます。しかも、そうした失敗を繰り返してしまう人もいるのだとか。そんな事態を避け、満足のいく転職をするには一体どうすればいいのでしょうか? 本記事では株式会社経営者JPの代表取締役・CEOの井上和幸氏が転職活動中のエグゼクティブに向けて、転職を決めるときに確認すべき「3つのこと」について解説します。

過去編:同じ失敗を繰り返す危険性はないか?

第2のポイントは「過去」です。問うべきなのは「選択しようとしている転職先企業で、過去の失敗と同じことを繰り返す危険性はないか?」という点です。

 

私は長らく多くのエグゼクティブの転職相談に乗り、その人たちの職務経歴書を1万枚以上拝見してきました。するといろいろ気がつくことがあります。その一つに、「短期(1~3年以内)での転職を複数回繰り返している人は、同じことを繰り返している」というものがあります。

 

転職するたびに、入社時に話のあった職務と違う職務を命じられ、不本意になり転職する。「次の入社先こそ」とスタートするも、そこでもまた入社時と違う職務にアサインされてしまい、また転職へ。あるいは入社する会社が次から次へとことごとく買収されたり倒産したりする。行く先々で、社長や上司からパワーハラスメントを受けたと感じ、周囲と意見が合わない。こうしたケースが本当に多くみられます。

 

もちろん全てがご本人の責任であるとか運の悪い人だということではありません。しかし、自分の中にこれらのことを引き起こす芽があることもまた事実なのです。

 

実は自分が自覚できていないところで、担当職務を全うするには専門性が不足していたり、人間関係力に課題があったりするから、担当職務を変更されてしまう。転職しやすさやオファー提示の早さにばかり気が行ってしまうため、その会社の経営の健全性や安定性、成長性をレビューできていない。「社長や上司が」と言っているが、自分自身のコミュニケーションや性格のほうに問題がある。そういうケースが珍しくありません。

 

自分の中の課題をクリアせずに転職すると、必ず転職先でまた同じ課題や困難が襲ってくるものです。私自身も過去に経験がありますが、自分の仕事上や人間関係上の宿題を解く「ステージクリア」を済ませない限り、次のステップアップにはうまく進めません。

 

今回の転職が、そもそもちゃんと「ステージクリア転職」になっているか否かは、絶対にチェックしたいものです。

 

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