ニッチな商品で革命を起こせる時代
そのときに大事なのは、マスではなくニッチで勝負することだ。大手メーカーはいずれも、マスを対象に、万人に愛されるような商品を作り、ブランドを作ってきた。それらは確かに、今は受けている。でも面白くない。
化粧品にしても電気製品にしても、誰もが欲しがるような製品ではなく、自分のこだわりに徹底的に寄り添ってくれる独自性のあるブランドが求められていくと思う。今まで大きな市場があって、大手が取り合いしていた。その取り合いにマスコミを利用できた。
しかし今は、テレビを見ない人が増えて、大衆に対して認知させる方法は失われつつある。だから消費者の個々の趣味嗜好に合わせたニッチな商品が求められる。そういう仕組みになっていくと私は思っている。それができれば、革命を起こせると思う。
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今までのビジネス書にはそんなことは書いていない。現在は時代の転換期にあり、ちょっと前のビジネス書も参考にならなくなりつつある。だからこそ、ビジネス書は破り捨てたほうがいいのである。ビジネス書やコンサルタントに頼るのではなく、自分自身の経験や直感を信じて、主体的に行動しよう。
福山 克義
GMホールディングス株式会社代表取締役
ガードナー株式会社代表取締役
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