歴史的荒れ相場〈7~9月〉で大勝ち…マネックス証券チーフ・ストラテジストの9月末時点“銘柄リスト”の中身「10月からは…」

歴史的荒れ相場〈7~9月〉で大勝ち…マネックス証券チーフ・ストラテジストの9月末時点“銘柄リスト”の中身「10月からは…」
(※写真はイメージです/PIXTA)

本記事は、マネックス証券株式会社が2024年10月2日に公開したレポートを転載したものです。

本記事のポイント

・ロング・ポートフォリオは良好な結果 7~9月期のすべての月でBMをアウトパフォーム
・9月末時点ポートフォリオ…銘柄リストを公開

ロング・ポートフォリオは7~9月期すべての月でBMをアウトパフォーム

ロング・ポートフォリオについて見ると、9月の統合ポートフォリオのパフォーマンスは若干ながらプラスのリターンをキープし、マイナス・リターンとなったベンチマークを上回った。7~9月・四半期のすべての月でベンチマークに勝ち、7~9月累計では約7.9%ベンチマークをアウトパフォームしたのだ。7~9月は歴史的な荒れ相場となったが、このような相場環境でこれだけのパフォーマンスは贔屓目なしに非常に良好な結果といえる。

 

採用している4つの戦略のすべてが7~9月・四半期のすべての月でベンチマークをアウトパフォームした。特に人件費/時価総額ファクターが群を抜く良好なパフォーマンスを示した。

 

出所:筆者作成
[図表1]ロング・ポートフォリオ 出所:筆者作成

 

次にロング/ショートの成績だが、9月の統合ポートフォリオはアルファを得られた。しかし、全般にショート・ポートフォリオでもベンチマークを上回ることが多く、ロング/ショートの難しさを感じた。そのなかにあって、人件費/時価総額ファクターは、ロング/ショートでも、やはり断トツの成績を収めている。

 

次の四半期もすべての戦略でロング/ショートを計測するが、実装にあたっては、統合ポートフォリオのロング・オンリー、人件費/時価総額ファクターに特化したロング/ショート戦略が有効だと考えている。

 

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