8月26日の日経平均株価は、FRBが9月に利下げするとの見方が強まるなかで米ドル安・円高が進んだことを受けて、朝方から下落。指数は一時500円超の下落となりました。ファーストリテーリングなど値がさ株の一角が買われたことで日経平均株価は下げ幅を縮小させたものの、前日比254.05円安の38,110.22円で取引を終えています。この日の株式相場は自動車や半導体関連など、円高による採算の悪化が嫌気された輸出銘柄が売られる展開でした。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが75銘柄、値下がりが150銘柄、変わらずが0銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、アドバンテスト〈6857〉、TDK〈6762〉、トヨタ自動車〈7203〉、テルモ〈4543〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、ニトリ〈9843〉、信越化学工業〈4063〉、ダイキン工業〈6367〉、ソフトバンクグループ〈9984〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は13億1,400万株、売買代金は3兆3,219.47億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、パルプ・紙、空運業、不動産業、水産・農林業、陸運業などが上昇した一方、輸送用機器械、銀行業、ゴム製品、保険業、非鉄金属などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がM&A総研ホールディングス〈9552〉で+415円(+14.38%)の3,300円、2位が北越コーポレーション〈3865〉で+222円(+13.39%)の1,880円、3位がオープンドア〈3926〉で+84円(+12.30%)の767円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がアイザワ証券グループ〈8708〉で-201円(-8.57%)の2,144円、2位が日伝〈9902〉で-295円(-8.25%)の3,280円、3位が松風〈7979〉で-450円(-8.06%)の5,130円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは45銘柄、年初来安値を更新したのは1銘柄でした。