投資を行うために知っておきたいこと
株価暴落に代表されるように、将来の断定や予測ができないなかで重視するべきは、次の2つのことです。
1.「過去に何が起きていたのか」を知る
下げ幅と代表的な出来事 (日経平均株価と前日比/金額 影響の発端)
①1987年10月20日 21,910.08円 ▲3,836.48円 ブラックマンデー
②1990年4月2日 28,002.07円 ▲1,978.38円 バブル崩壊
③1991年8月19日 21,456.76円 ▲1,357.61円 ソ連8月クーデター
④2008年10月16日 8,458.45円 ▲1,089.02円 サブプライム住宅ローン危機~リーマンショック~世界金融危機
※日経平均プロフィル日経の指数公式サイト参照;筆者編集
下げ率と代表的な出来事 (日経平均株価と前日比/率 影響の発端)
A.2001年9月12日 9,610.10円 ▲06.63% 米国同時多発テロ
B.2011年3月15日 8,605.15円 ▲10.55% 東日本大震災
C.2013年5月23日 14,483.98円 ▲07.32% アベノミクス相場調整・中国の景気指標悪化
D.2016年6月24日 14,952.02円 ▲07.92% 英国EU離脱
※日経平均プロフィル日経の指数公式サイト参照;筆者編集
他にも、1929年の世界大恐慌や1972年のオイルショック、2000年の米国ITバブル崩壊などが、過去の市場暴落の代表的なものです。
株式市場では、これまで何度も大暴落が起こっています。過去に、株を一気に手放した人もいるのではないでしょうか?
ただ、重要視される点として、市場全体では上がり下がりがありつつも、長期では、確実に株価は上がっているということです。市場暴落後の「米国株式」「日本株式」、それぞれの回復までの年数は、もちろん大きな違いがあります。
過程において、投資した資金が半額、またはそれ以下になることもあるかもしれません。苦難に直面することも数多くあることでしょう。
2.長期的な視点で資産を増やしていく「心の姿勢」
・株式市場はそもそも乱高下するもの
・暴騰もあれば暴落もあるという現実を受け止める覚悟
・小幅な下落と反発は数えきれないほど起こる必然的事象
株式市場の動きに一喜一憂することなく、こういった出来事がいつやってくるかもわからない現実と、向き合う姿勢を身につけたいものです。