自力で不動産を買える子に、お金のアドバイスをしていたなんて…
「ある時、お茶をしたあと〈じゃあね!〉といって向かった電車のホームがいつもと違ったんです。〈そっちは逆だよ?〉というと、〈私、引っ越したの〉と…」
最寄り駅を聞いたところ、言葉を濁して教えてくれない。
「気になって、SNSで調べてしまいました。そうしたら、どうやら半年ぐらい前に、私がずっと住みたいと思って憧れていた町に引っ越していたらしく…」
佐藤さんは、別の友人に聞いてみたところ、ショックな話を聞かされた。
「〈知らなかったの? 彼女、会社を立ち上げたよ?〉って…。どうやらマンションも購入したみたい。これまで黙ってお茶やランチをおごられていたのに。どうして教えてくれなかったのか…」
その友人は、いつも量販店の地味な服装ばかりで、ブランド品も一切持たない。
「みんなで集まったとき、だれともなく貯金や年収の愚痴が出て、私も一緒になってかなりきわどい情報までしゃべっていたんですよね。一馬力でマンションを買える子に向かって、自分の情報を話しまくって、お金のためかたや、仕事のアドバイスまでして、本当に恥ずかしいし、ばかみたい…」
と、佐藤さんは後悔しきりだ。
自分から積極的に情報発信せず、黙っておごってもらっていたという友人は「人が悪い」のかもしれないが、このご時世、自分を守るための情報コントロールは重要だ。今後は秘密主義な友人にならい、自分の情報を管理しつつ、資産形成に努めたいものだ。
[参照]
2023年 総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)」
\1月20日(火)ライブ配信/
調査官は重加算税をかけたがる
相続税の「税務調査」の実態と対処方法
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