(画像はイメージです/PIXTA)

ドル/円急落により「円安トレンド」の転換をも予感させる現在、「米ドル円」に対する世の中の関心はかつてないほどに高まっています。そこで、来週の米ドル円相場の動向に影響を与えそうな、先週の米国経済の動きについて、東京海上アセットマネジメントが解説します。

4-6月期の実質GDPは、前期比年率+2.8%に加速

米商務省が公表した2024年4-6月期の実質GDPは、前期比年率+2.8%と、市場予想の同+2.0%やGDPNow(7/24アトランタ連銀公表)の同+2.6%を上回りました(図表1)。

 

実質GDPの推移
[図表1]実質GDPの推移 出所:Bloomberg

 

米国経済は、潜在成⻑率(+1.8%)を上回った2023年7-9月期、10-12月期の高成⻑から2024年1-3月期には前期比年率+1.4%の低成⻑になったものの、4-6月期は潜在成⻑率を超える成⻑に回帰しました。

 

成⻑率の加速には、個人消費(2024年1-3月期:前期比年率+1.5%→4-6月期:同+2.3%)、設備投資(前期比年率+4.4%→同+5.2%)、政府支出(前期比年率+1.8%→同+3.1%)が寄与しました(図表2)。

 

実質GDPの内訳
[図表2]実質GDPの内訳 出所:Bloomberg
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※本連載は、東京海上アセットマネジメントのレポート『〜TMAMマーケットウィークリー(7/22~26)~』より一部を抜粋し、再編集したものです。
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