先週は、日本の衆議院選挙や米雇用統計に注目
今週は、日本の衆院選や米国の1月雇用統計に注目しました(図表1)。
衆院選(2月8日投開票)では、自民党は単独で定数の3分の2を超える316議席を獲得し、高市政権が掲げる『責任ある積極財政』について国民の広範な支持を得た形となりました(図表2)。これにより、自民党は単独で参議院否決法案の衆議院での再可決が可能となり、野党の協力を必須とせず、より機動的な政権運営を行う基盤を確保したといえます。
高市首相は9日の記者会見において、飲食料品の消費減税について、将来的な給付付き税額控除の導入と合わせて、具体的な制度設計やスケジュールを超党派の『国民会議』で議論し、夏前には中間取りまとめを行う考えを示しました。
政権の政策実行姿勢が財政悪化懸念の再燃を招き、円安が一段と進行する場合には、日銀の金融政策正常化のペースにも影響を及ぼしうるため、今後の政権運営を注視する必要があります(図表3)。
米雇用統計は予想上振れ…利下げ急がぬ構図鮮明
米国の1月雇用統計では、非農業部門雇用者数は前月差+13.0万人と、前回(同+4.8万人)、市場予想(同+7.0万人)をともに大きく上回る結果となりました(図表4)。
内訳では、政府部門が前月差▲4.2万人となった一方で、民間部門が同+17.2万人の高い伸びを示しました。
もっとも、雇用の増加は教育・ヘルスケアに偏っており、他業種に広がりは見られません。今回は推計方法の変更が数字を押し上げた可能性もあります。また、年次改定により2025年の雇用増加ペース(月平均)は従来の+4.9万人から+1.5万人へと下方修正され、雇用が減速傾向にあることが再確認されました。
一方で、1月の失業率は4.3%(前回:4.4%)へ低下し、特に、AI導入の影響が懸念される若年層に改善が見られました。今回は雇用が実勢より強めに出た可能性が残るものの、全体としては利下げを急がないFRBの慎重なスタンスを裏づける内容となりました。
東京海上アセットマネジメント
※本記事は東京海上アセットマネジメントの「TMAMマーケットウィークリー」の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が文章を一部改変しております。
※全文は「TMAMマーケットウィークリー」をご確認ください。
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