日経平均は4日続落で約1ヵ月ぶりの安値…464.79円安の「39,599.00円」で取引終了。米大統領選「バイデン辞退」で半導体関連銘柄が売られる背景とは【7月22日の国内株式市場概況】

日経平均は4日続落で約1ヵ月ぶりの安値…464.79円安の「39,599.00円」で取引終了。米大統領選「バイデン辞退」で半導体関連銘柄が売られる背景とは【7月22日の国内株式市場概況】

2024年7月22日(月)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

7月22日の日経平均株価は、前週末の米株主要3指数がそろって下落していたことに加えて、フィラデルフィア半導体指数が3%超の下落となっていた流れを引き継ぎ、朝方から下落。その後も半導体関連銘柄を中心に終日軟調な展開となりました。米国では21日(日)、バイデン現大統領が今年11月の米大統領選挙の辞退を発表。これにより、トランプ候補が大統領選を優位に進める場合、米中対立の深刻化や、ドル高是正が見込まれるため、半導体関連銘柄が売られる展開となっています。結局、日経平均株価は4営業日続落となり、前日比464.79円安の39,599.00円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが52銘柄、値下がりが170銘柄、変わらずが3銘柄。

 

日経平均株価の寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、アドバンテスト〈6857〉、TDK〈6762〉、信越化学工業〈4063〉、ディスコ〈6146〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、KDDI〈9433〉、大塚ホールディングス〈4578〉、中外製薬〈4519〉、花王〈4452〉、資生堂〈4911〉となりました。

 

また、東証プライム市場の売買高は13億4,900万株、売買代金は3兆3,112.65億円となり、前日と比べて減少。

 

業種別では、陸運業、水産・農林業、食料品、パルプ・紙が上昇した一方、精密機器、海運業、電気機器、機械、鉱業などが下落しました。

 

東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がティーガイア〈3738〉で+235円(+7.53%)の3,355円、2位がコスモス薬品〈3349〉で+875円(+7.20%)の13,030円、3位が九州旅客鉄道〈9142〉で+241円(+6.55%)の3,922円となりました。

 

一方、値下がり下位は、1位がミガロホールディングス〈5535〉で-327円(-16.71%)の1,630円、2位がKOKUSAI ELECTRIC〈6525〉で-490円(-9.40%)の4,720円、3位がアルインコ〈5933〉で-88円(-7.67%)の1,060円で取引を終えました。

 

なお、年初来高値を更新したのは28銘柄、年初来安値を更新したのは36銘柄でした。

 

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