7月22日の日経平均株価は、前週末の米株主要3指数がそろって下落していたことに加えて、フィラデルフィア半導体指数が3%超の下落となっていた流れを引き継ぎ、朝方から下落。その後も半導体関連銘柄を中心に終日軟調な展開となりました。米国では21日(日)、バイデン現大統領が今年11月の米大統領選挙の辞退を発表。これにより、トランプ候補が大統領選を優位に進める場合、米中対立の深刻化や、ドル高是正が見込まれるため、半導体関連銘柄が売られる展開となっています。結局、日経平均株価は4営業日続落となり、前日比464.79円安の39,599.00円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが52銘柄、値下がりが170銘柄、変わらずが3銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、アドバンテスト〈6857〉、TDK〈6762〉、信越化学工業〈4063〉、ディスコ〈6146〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、KDDI〈9433〉、大塚ホールディングス〈4578〉、中外製薬〈4519〉、花王〈4452〉、資生堂〈4911〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は13億4,900万株、売買代金は3兆3,112.65億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、陸運業、水産・農林業、食料品、パルプ・紙が上昇した一方、精密機器、海運業、電気機器、機械、鉱業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がティーガイア〈3738〉で+235円(+7.53%)の3,355円、2位がコスモス薬品〈3349〉で+875円(+7.20%)の13,030円、3位が九州旅客鉄道〈9142〉で+241円(+6.55%)の3,922円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がミガロホールディングス〈5535〉で-327円(-16.71%)の1,630円、2位がKOKUSAI ELECTRIC〈6525〉で-490円(-9.40%)の4,720円、3位がアルインコ〈5933〉で-88円(-7.67%)の1,060円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは28銘柄、年初来安値を更新したのは36銘柄でした。
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