まさかの結果「えっ、こんなに少ないの?」
Aんのケースも通常どおり、しばらくして税務署から課税について連絡が来ました。
税務署職員「これとこれの経費はちょっと認められない」
筆者「それらを否認した場合、だいたい100万円の追徴になりそうですかね」
税務署職員「そんな感じです。AさんからOKが出たら、通知書を作成します」
というやり取りになりました。正直筆者は「そのほかの経費は認められたんだ……」という感想でした。経費として認められたもののなかには高級ブランドのバッグや、国内旅行の費用なども含まれていたため、驚いたのです。
ほぼ勝ちに等しい結果でしたので、顧問税理士として、Aさんにはこの結果を飲むように説得しました。Aさんは当初100万円の追徴に不満そうでしたが、筆者はよく100万円で済んだなという感覚。とにかく今回の税務調査も無事に済みました。
YouTubeや書籍によくある、「税務調査で、追徴を受けないための裏ワザ」みたいなのは真に受けないほうがいいと筆者は考えています。ケースバイケースである税務調査では、裏ワザが通用しないことも多いためです。
経験のある顧問税理士と常にコミュニケーションを取っていくことが一番の防衛策といえるでしょう。
鄭英哲
株式会社アートリエールコンサルティング
税理士/公認会計士/証券アナリスト/CFP/宅地建物取引士
相続税の「税務調査」の実態と対処方法
調査官は重加算税をかけたがる
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