老後の資金不足を解消するのだけが目的ではない…定年後も働き続けることで得られる「お金より大切なもの」とは?

老後の資金不足を解消するのだけが目的ではない…定年後も働き続けることで得られる「お金より大切なもの」とは?
(※写真はイメージです/PIXTA)

年金だけで老後の暮らしが十分成り立つという人は一握りで、多くの場合は資金が不足します。資金不足を解消する手段のひとつは「老後も働き続けること」ですが、現役世代とシニアとでは、勤労観が変わるといいます。本記事では『一生、月5万円以上の配当を手に入れる! シニアが無理なく儲ける株投資の本』(日本実業出版社)から、著者の〈川島睦保氏〉がシニアにとっての「働く目的・意義」について解説していきます。

退職後は仕事の目的や意義が変わってくる

退職後に働く場合、その目的や意義が変わってくる。その勤労観も若い頃とは大きく変わってしかるべきだ。

 

最近では定年後に現役のときとはまったく異なる新しい仕事やボランティアを通して、近隣の身近な人々に貢献したいと考える人が増えている。

 

定年後も働き続けることによって、体や心の健康につなげたいと希望する人が増えている。家庭に引きこもるのに比べれば、社会へ貢献している、社会とつながっているという前向きな気持ちを持つことができる。それによって、いつまでも精神的な若さや肉体的な健康を維持することができる。

 

NPO法人「老いの工学研究所」の川口雅裕理事長は「老い」の専門家だ。高齢期の幸福感を住環境や地域コミュニティーとの関係から分析し続けている。その著書『なが生きしたけりゃ居場所が9割』(みらいパブリッシング)によると、高齢期のいちばんの課題は「意図せぬ孤独」だ。

 

それを解決するために、自分の役割や居場所を実感できるコミュニティーへの日常的な参加などを推奨している。「健康の秘訣は同世代で集まること」であり、それによるメリットは次のようなものだ。

 

・規則正しい生活につながる

・身だしなみや清潔感に気を配るようになる

・年寄り扱いされることがない

・心身の痛みやつらさをシェアできる

 

私の年齢になると、これらはどれもが健康維持に結びつく、と実感できる。働くことの主目的が、現役世代のおカネからシニア世代は健康や幸福感へと変わってきて当然なのである。

 

とはいえ、健康や体力を考慮すると、労働収入を老後資金のメインとして位置付けるのはリスクが高い。労働収入以外のもの、つまり資産運用で資金を確保する手立ても選択肢として用意しておく必要がある。

 

【12/18(木) 『モンゴル不動産セミナー』開催】

坪単価70万円は東南アジアの半額!! 都心で600万円台から購入可能な新築マンション

次ページ人生においていちばん大切なことは何だったか?
カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録