退職後は仕事の目的や意義が変わってくる
退職後に働く場合、その目的や意義が変わってくる。その勤労観も若い頃とは大きく変わってしかるべきだ。
最近では定年後に現役のときとはまったく異なる新しい仕事やボランティアを通して、近隣の身近な人々に貢献したいと考える人が増えている。
定年後も働き続けることによって、体や心の健康につなげたいと希望する人が増えている。家庭に引きこもるのに比べれば、社会へ貢献している、社会とつながっているという前向きな気持ちを持つことができる。それによって、いつまでも精神的な若さや肉体的な健康を維持することができる。
NPO法人「老いの工学研究所」の川口雅裕理事長は「老い」の専門家だ。高齢期の幸福感を住環境や地域コミュニティーとの関係から分析し続けている。その著書『なが生きしたけりゃ居場所が9割』(みらいパブリッシング)によると、高齢期のいちばんの課題は「意図せぬ孤独」だ。
それを解決するために、自分の役割や居場所を実感できるコミュニティーへの日常的な参加などを推奨している。「健康の秘訣は同世代で集まること」であり、それによるメリットは次のようなものだ。
・規則正しい生活につながる
・身だしなみや清潔感に気を配るようになる
・年寄り扱いされることがない
・心身の痛みやつらさをシェアできる
私の年齢になると、これらはどれもが健康維持に結びつく、と実感できる。働くことの主目的が、現役世代のおカネからシニア世代は健康や幸福感へと変わってきて当然なのである。
とはいえ、健康や体力を考慮すると、労働収入を老後資金のメインとして位置付けるのはリスクが高い。労働収入以外のもの、つまり資産運用で資金を確保する手立ても選択肢として用意しておく必要がある。
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