死ぬまで月6万円の資金を手に入れる方法
私が推奨する投資手法は、超優良銘柄(株式)へ投資し、「値上がり益」ではなく高利回りの「配当」を得るというものだ。配当金を着実に積み上げることができれば、老後の生活資金の補充にもなる。
もし公的年金の支給が始まる65歳の時点で1,000万円の資金(しかも不要不急のおカネ)を貯めることができたとしよう。それを元手に配当金利回り4%の銘柄で運用できれば年間40万円(税引き前)の配当金を得ることができる。
新NISAを活用すれば税金はかからない。しかも投資した企業はいずれも日本を代表する企業だから倒産する可能性は低い。複数の銘柄に分散して投資すれば、リスクはさらに軽減される。
年間の配当金40万円を12カ月で割ると月当たり3万円強となる。現在の基礎年金は月額6万5000円だから、その半分に相当する。
さらに日経平均株価は過去10年のあいだ(2012年の終値と2022年の終値を比較する)で2.5倍に上昇している。すべての銘柄が日経平均と同じ動きをするわけではないが、65歳時点の元金1,000万円が10年後には2,500万円へ膨らんでいる。
メインの賃金ではなくボーナスとしての位置付けだった値上がり益(あくまで予想)は1,500万円に積み上がり、これを1年間当たりに換算すると150万円となる。これを12カ月で割ると月当たり12万円強の計算だ。
この値上がり益から毎月3万円を現金化し、月当たりの配当金3万円と合計すれば、基礎年金6万円がもう一つできあがる。
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